無事に出産し生まれた長女、生まれた瞬間は感動で涙がこぼれた。しかし、その時から始まった育児。辛すぎて涙がまたこぼれた。入院中から夜中の授乳。眠いのに授乳。夜中でもおかまいなしに泣く我が子。そして、オムツ、授乳、授乳、オムツ、授乳、、、、退院してからも続く寝不足の毎日。夫が仕事に出掛ければ一人になる日中。ずっと赤ちゃんを抱っこし、涙がこぼれる。正直、我が子を・・・素直に可愛いと思えなかった。可愛くないわけではないし、育児放棄しようとかそういう残酷な事は決して思わないが、辛さ大変さが勝っていた。周りの人から、可愛いでしょ?と言われても、そうですね。と答えるのが精一杯。飼い猫の方が可愛いなんて思ってみたりして。我が子に可愛いと言ったことがなかった。夫は生まれた瞬間から可愛いと言ってくれていたのが、この子にとって救いだったのかもしれない。必死に毎日を過ごし、もうすぐお宮参り。祝い着をレンタルしてくれるとのことで近くのスタジオアリスを予約。撮影当日。その日の夜中から赤ちゃんの寝付きが悪く夫婦二人とも寝不足で疲れていた。どんよりした気持ちで午前中、スタジオアリスを訪れた。一通り説明を受け衣装選び。赤ちゃんのたくさんの衣装、、、なにこれ可愛い!!少しテンションが上がった。祝い着を夫と選び店員さんに伝えると、こういうベビードレスもありますよー。っと。可愛い!!!早速、お着替えして撮影。まず、ベビードレスを店員さんが慣れた手つきで着せてくれた。ドレスを着た我が子、、、、か、か、可愛い。その時、初めて我が子に可愛い、愛しいという感情が溢れてきた。撮影中に泣かない我が子、店員さんにあやされながら撮影を頑張ってる我が子。1歩離れて見た我が子はとっても愛しい存在だった。今までは近くに居すぎて、胸元に居すぎて、余裕がなさすぎて、いっぱいいっぱいになってた自分が分かった。目には涙が溢れた。泣くのはぐっとこらえた 笑!その日から素直に可愛い。と思ったり、口に出すことが出来るようになった。やっと母親になれた気がした。
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- 25 photo story
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厳正なる審査の結果、25のエピソードを決定し、その中から5つのエピソードを、新進気鋭の映画監督『平林克理』が、ショートムービーにいたしました。
スタジオアリスは「写真は未来の宝もの」の思いのもと、ご家族のハレの日の思い出を、1枚1枚心を込めてシャッターを切ってまいりました。このたびの『25photo story』をきっかけに、みなさまに少しでも家族の絆と写真の大切さを感じていただけることを願っています。
結果発表
みなさまからいただいた「写真にまつわる」エピソード・写真の中から入賞エピソードを決定いたしましたので発表いたします。
「写真を通じた家族の物語」として、実話を元に脚本・映像化し、「25 Photo Story (ニコフォトストーリー)」として、5つの素敵な物語として完成いたしました。
写真にまつわるエピソード
こちらの動画はアリス公式チャンネルでもご覧いただけます。
ベストエピソード賞 | |
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1歩離れて見えた愛しい我が子 | ゆいまーるママ さん女性 33歳 |
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スタジオアリス賞 | |
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同じ背景の未来の宝もの | 七夕 さん女性 31歳 |
昨年の夏、第二子出産前のこと。今後、もう妊婦になることはないかも?と思い、家族とマタニティフォト撮影へ。当時、二歳八ヶ月の長女咲夕は人見知り場所見知りがあったが、その日は、自分好みのドレスを発見したようで「これ着て撮る!」と言い出し、髪型も自分好みにしてもらいとてもご機嫌。スタッフの方に「ママも(マタニティ)ドレス着てみますか?」と聞かれ『公の場でこのタヌキみ・・・たいなまんまるいお腹出せないよ。無理無理。』と内心思ったが、実際にドレスを見せてもらい、このドレスを着れるのはこの人生最初で最後かなと考え直し、勇気を出して着てみた。着替えたら「ママ!可愛いじゃない!ママもドレス着たかったの?」と咲夕に言われ周りにいた方々大爆笑。いくつかの背景、ポーズで撮影し「では、この背景で最後ね!」と、撮影を始めたときの出来事。咲夕がいきなり私のお腹を触り「ママ。何でずっとお腹出してるの?お腹冷えて痛くなっちゃうよ!早くしまいなさいよ!」と、私のおへそをツンツンしたり、お腹を触りながらプチ説教。スタジオでは皆大笑い!撮影から約一ヶ月後、無事に二女恋七が誕生。生後一ヶ月後、恋七のお宮参りと咲夕の七五三を同時に行うことになり、姉妹揃って初のツーショット撮影。今まで人一倍人見知り場所見知りがひどかった咲夕。なんと、恋七との初めての撮影日「妹の恋七ちゃんです。今日は恋七ちゃんと一緒に写真撮りにきました!」と自らカメラマンさんやスタッフさんに話し掛けた。恋七が生まれてからお姉ちゃん意識が芽生えたようで、この日を境に人見知り場所見知りもなくなった。そして、カメラマンさんは前回と違ったが、偶然にもマタニティフォトで大笑いしたときの背景を使い、姉妹揃って撮影することに。同じ場所同じ背景での撮影なのに、私のお腹の中にいたときの写真、そして元気に生まれてきて姉と二人並んで撮る写真。時間は日々過ぎていくけど、写真はそのときにしか残せない姿や形をありのまま、そして永遠に残してくれる素晴らしい物だと改めて感動した。まさに『写真は未来の宝もの』だと心から思えた。後日、咲夕に産前と産後の写真を見せると「ママのお腹には恋七ちゃんがいたんだね。恋七ちゃん生まれてきてくれてありがとう。」と嬉しそうに話し、この二枚の写真も未来の宝ものとなった。写真はもう二度と戻れない世界の一瞬を、未来へと残してくれるかけがいのない宝ものだ。 平林監督からのコメント可愛らしい原作エピソードをスタジオアリスのスタッフ目線で映像化しました。『家族で写真を撮ること』の素晴らしさをとても大切にしているスタッフの表情を通して、家族の貴重な瞬間を記録する事の大切さを知ってもらえたら嬉しいです。 |
スタジオアリス賞 | |
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未来の娘へ | ここひなママ さん女性 30歳 |
結婚式を挙げるにあたって昔の写真を引っ張りだした。その数の多いこと!笑次女だったにもかかわらず本当に選びきれないくらいたくさんの写真があった。どの写真もたくさんの笑顔や思い出があり、自分がいかに父と母に大事に育てられたか、改めて気づき涙が止まらなかった。きっと、こんな日が来る事を信じてたくさんたくさん思い出を残してくれた事に本当に感謝している。今は、わたしも・・・一児の母。いつか娘へも渡せる様に、主人とわたしが今度は娘へのラブレター(写真)を残している。ファインダー越しの色んな顔をした娘。たくさんの笑顔や泣き顔は今しか見られない貴重なもの。1日1日を楽しみながらこれからも大切に写真に残していきたい。 平林監督からのコメント写真を通じて親の愛情を感じ、そして自分の子どもへと思いを繋いでいく…そんな素敵な原作エピソードを彼氏視点にすることで、『結婚』という人生の節目にこそ分かる色々な思いも表現しました。 |
スタジオアリス賞 | |
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母との秘密 | ちゃんまや さん女性 24歳 |
私は18歳の時九州から上京しました。4人兄弟で私だけが家族を離れ空港でお別れの時は私も母も兄弟も涙を流し別れを惜しみました。しかし家族で父だけは涙を見せず見守っていました。新生活に慣れ始めた頃母からラインが届き一枚の写真が送られてきました。それはわたしの幼少期の写真で父がこっそりパスワードの奥の待ち受けにしているものを母が発見したらしいのです。父が一番寂しかった・・・のだろうなと思い不器用な父だからこそ母との秘密で未だにその待ち受けには気づいてないふりをしています。 平林監督からのコメント原作エピソードには書かれていない、お父さんと娘さんとの写真にまつわる思い出を、想像を膨らませて書いた脚本です。子どもの時、夏はもっとキラキラしていたような…なので回想シーンはキラキラさせています。 |
スタジオアリス賞 | |
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生きる希望 | まめ さん女性 31歳 |
家族写真を撮影してもらうことが父の生きる希望となり、娘の未来の宝物になりました。たった一枚の写真が。悲しいことに義理の父が肺がんと診断され余命一年を告げられてました。その数ヶ月後私の妊娠が分かり、両親はとても喜び誕生を心待ちにしてくれていました。ですが皮肉にも子供の誕生は父が余命一年と告げられていた時期でした。父に絶対この子の顔を見てほしい、それまで生きてい・・・てほしい。という願いを込めて子供が産まれたらお宮参りの際、みんなで記念写真を撮影したいとお願いしました。それから私は無事に女の子を出産し、父は治療を続けながら約束の写真撮影の日を迎えることが出来ました。娘を見つめてニコニコする父。杖をつきながらですが自分の足でしっかりと歩き闘病中とは思えないとびきりの優しい笑顔を父は見せてくれました。帰りがけ「満足だ。満足だ。」と繰り返し終始ニコニコしていました。それから1カ月後父は天国に旅立ちました。後に母から聞いた話では孫との記念写真を撮るまで頑張ると、生きる目標になっていたそうです。写真撮影は撮った後の思い出としてだけでなく、撮る前にもこんなに希望を抱き楽しみにできる行事なんだということを私は体感しました。葬儀の祭壇にはその時撮影した優しい笑顔の父の写真が飾られていました。気づけば父と娘の写真はその一枚だけでした。娘が大きくなったらおじいちゃんはこんな人だったのよと沢山話をしてあげたいです。おじいちゃんとの唯一の思い出となったこの写真は娘にとって何物にも変えがたい大切な未来の宝物となることでしょう。たった一枚の写真から沢山の希望をもらいました。玄関先に飾ってあるこの写真。出掛ける際にふと目に入るとあまりにも優しい父の笑顔に私の口角も上がっちゃいます。家族の笑顔がすぐ側にあるって良いですね。心から撮影してもらって良かった。ありがとう。 平林監督からのコメント
お父さんの思いを、残された家族にどう伝えるかを最初に考えました。 |
25PhotoStory賞 |
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二人の背中。 | ちょす さん女性 30歳 |
子供時代の思い出も含めて家族に | てっぴ さん |
長年付き合った彼と結婚式を挙げる時、お互いの子供時代の写真を両親や親戚から集めたのですが、そこには私がよく知る彼の知らない時代が沢山詰まっていました。写真を見ながらその時のエピソードを沢山聞くうちに子供時代の彼にも会いたかったなと感じました。生まれてから私と出会うまでの彼も全部含めてこれから家族になるんだと幸せな気持ちに。その中で義理母と一緒に写る彼の赤ちゃんの姿がとてもかわいくて結婚後も写真立てに入れて眺めています。私も彼に似た赤ちゃんを抱いて写真を撮る日が早く来ればいいなと思いながら。 |
いつまで撮らせてくれるかな | くみこ さん女性 33歳 |
娘が産まれてから毎年誕生日にスタジオアリスさんで撮っていただいています。自宅の壁に一枚ずつ増えていっています。こだわりは一つ。必ず一着は白いドレスを着させて頂いてます。このまま白いウェディングドレスを着た写真まで、撮らせてもらえるかな… |
特別審査員・監督紹介
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- ≪主な監督作品≫
- 2009年「僕らはあの空の下で」(劇場映画)
- 2012年「ペンギン夫婦の作りかた」(劇場映画)
- 2013年「ラブクラフト・ガール」(劇場映画)
- 2015年「予告犯」2・4・5話(WOWOWドラマ)
- 2015年「やるっきゃ騎士」(劇場映画)
- 2015年「となりの関くん」5・6話(TBS系深夜ドラマ)
- 2016年「こえ恋」1・2・7・8・11・12話(テレビ東京深夜ドラマ)
- 2017年「私の愛した家康さま」(メーテレスペシャルドラマ)
平林監督からのコメント
24時間体制で育児を頑張っているお母さんに、きっと赤ちゃんも感謝してるはず…との想いで脚本・映像化いたしました。スタジオアリスでの写真撮影が、お母さんに元気を与えるって事も知ってもらえたら嬉しいです。