成人式の記念写真｜写真館への振袖持ち込みのメリットとデメリット

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成人になるということは人生において大きな節目です。そのため、成人式の記念に写真撮影をする方も非常に多い傾向です。振袖姿での成人式の記念写真撮影には、「振袖姿で写真館にいく」「撮影用の振袖をレンタルする」「自前の振袖を持ち込む」といった方法があります。

大切な節目の写真撮影ということで、振袖選びとともに写真館選びもこだわりたいものですが、どの写真館でも自前の振袖は持ち込めるのか、持ち込む際には何が必要なのかなども気になるところです。

そこでこの記事では、写真館への振袖の持ち込みは可能かという点について解説します。写真館へ振袖を持ち込むメリット・デメリットや、振袖のレンタル・購入・ママ振袖や姉振袖利用の比較も必見です。それぞれのよさや注意すべきポイントが分かれば、ご自身に合った納得のいく方法を選べるでしょう。

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写真館への振袖持ち込みは可能？

成人式の記念写真は振袖姿が定番です。成人式の振袖は、レンタルする他、購入したり、「ママ振袖」や「姉振袖」を引き継いだりする方法があります。

成人式の写真撮影を提供している写真館では振袖のレンタルが可能なところもありますが、自前の振袖を写真館に持ち込んで撮影をしたいという方もいらっしゃいます。自前の振袖を持ち込んで写真撮影することは、ほとんどの写真館で可能なケースが多いでしょう。

なお、振袖の持ち込みをする際は、振袖を着用した状態で写真館へいく、もしくは着付けのサービスがある写真館を選ぶ必要があります。着付けのサービスがない場合は美容院などで着付けの予約が必要です。また、振袖には帯や着付けに必要な小物類なども多く必要となるため事前に揃えておくことも忘れてはいけません。

また、自前の振袖の持ち込みが可能なところでも、「着付けはしてくれてもヘアセットのサービスがない」「写真館ではなく指定の美容院で着付けする必要がある」「小物類は用意してくれる」などサービス内容は異なるため、写真館を選ぶ際は詳細をしっかり確認して予約する必要があるでしょう。

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写真館への振袖持ち込みにはこんなメリットが！

振袖姿で写真撮影をするには、「振袖姿で写真館に行って撮影する」「写真館で撮影用の振袖をレンタル撮影する」「自前の振袖を写真館に持ち込んで撮影する」といったパターンがあります。

まずは、振袖をどのように準備するかという点を決定する必要があります。ここでは、自前の振袖を準備したり、ママ振袖や姉振袖を利用したりするなどをして、写真館へ振袖を持ち込む際のメリットについて見ていきましょう。

ゆとりを持って撮影できる

自前の振袖を持ち込んで撮影するメリットには、いつでも好きな時期に写真撮影ができるという点があります。振袖をレンタルする場合は、お店によってレンタル期間は異なります。長期間レンタルできるお店もありますが、短い場合で2泊3日ほどです。

振袖をレンタルし着付けを1回で済ます場合は、成人式当日に「ヘアセットや着付けをしてもらい、成人式に参加し、撮影をする」というスケジュールをこなす必要があります。また、成人式当日は撮影予約が込み合うため、写真館の予約も早い時点で行う必要があるでしょう。

また、着物は洋装とは違い着付けやヘアセットにも時間がかかります。成人式の当日での撮影をするとなると、慣れない振袖姿でこなす長時間のスケジュールにヘトヘトになってしまうケースも見受けられます。

自前の振袖を持ち込んで前撮り撮影や後撮り撮影を行うことで、ゆとりをもった撮影が可能です。当日撮影のようにヘアセットや着付けを早朝から行う必要もありません。お肌や体調もベストな状態で写真撮影に臨めるため、振袖の美しさに負けないきれいな表情を記念に残せるでしょう。

「ママ振袖」で特別な思い出が残せる

最近は母親が着た振袖、いわゆる「ママ振袖」が人気です。成人式用に自分好みの着物を購入したりレンタルしたりする場合でも、それとは別にママ振袖を着て写真撮影をする方も多い傾向です。

近年の消費者の低価格指向が着物業界にも反映されており、振袖の価格にもかなりの幅が出てきています。それと同時に品質にも幅があり、海外製品やインクジェット方式の導入などによって、相対的に振袖の品質が低下しているのが現状です。　

ママ振袖は時代的にほとんどの振袖が国内生産されており、100万円以上する高額な振袖も珍しくありません。そのため、現代の振袖と比べても見劣りするどころか、高品質で格の高いものも多いでしょう。

ママ振袖には母親と同じ振袖で思い出を残せるだけでなく、より上質な振袖姿で記念写真が撮影できるというダブルのメリットがあります。また、母親にとってもお子さまがご自身の着用した振袖を着て成人式の写真撮影をすることは感慨深いものでもあるでしょう。

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写真館への振袖持ち込みにはデメリットも

自前の振袖があり、持ち込み撮影を考えている場合には、注意しておかなければならない点もあります。費用の節約になると思っていたのに、かえってお金がかかってしまったというケースも少なくありません。ここからは、振袖を写真館へ持ち込む際の注意点について見ていきましょう。

プランやサービス内容の確認が必要

「振袖の持ち込み可」と明記されていても、サービス内容は写真館によって異なります。サービスに関して、しっかりと確認しておかなければ撮影当日になって後悔することにもなりかねません。予約する前は、以下の点を確認しておくとよいでしょう。

・着付けとヘアセットはしてくれるのか

・着付けとヘアセットは料金がかかるのか

・写真館で着付けをしてもらえるのか、指定の美容院などへ行かなければならないのか

・振袖の小物や付属品が不足した場合に貸してもらえるのか、買い取りになるのか

・振袖はいつ持ち込まなければならないのか

・撮影前の打ち合わせは必要か

・予約金の支払いやキャンセル料は必要か

「ママ振袖」や「姉振袖」には思わぬ費用がかかることも

ママ振袖や姉振袖を着用して写真撮影をする場合、思わぬ費用がかかることもあります。例えば、振袖だけを持ち込み、着付けに必要な小物類を持っていかなかったというケースです。

持ち込みでの撮影は振袖一式を持ち込むのが原則であることが多く、帯や草履だけでなく、着付けに必要な小物も準備する必要があります。

また、振袖は保管状態によってはシミや色あせなどのトラブルが発生していることもあります。シミ取りにはかなりの費用がかかる他、着物はクリーニング代金も安くありません。お直しが必要なケースや現代風にリメイクする場合には、さらに費用がかかります。

「ママ振袖でリーズナブルに写真撮影を」と思っていたのに、結局は高い買い物になってしまったということも考えられるため、購入する必要があるものをピックアップし、トータルコストを比較するとよいでしょう。

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写真館に振袖持ち込みする際のチェックリスト

写真館に振袖を持ち込む場合には、振袖一式を荷ほどきした状態で持ち込むのが一般的です。スムーズに着付けできるよう、しつけ糸やタグなども外しておきます。

足りない場合には購入したりレンタルしたりする必要があるため、事前にしっかりと確認しておきます。以下の持ち込みチェックリストを参考に準備を進めましょう。

【振袖持ち込みのチェックリスト】

着物（振袖）	伊達締2本	伊達えり（重ねえり）
肌襦袢	腰ひも5本	ショール
長襦袢（半衿付）	タオル5枚	さらし綿
裾よけ	えり芯	ガーゼ
帯	コーリンベルト	足袋
帯揚	帯板	草履
帯締	後板	バッグ
帯枕	三重仮ひも	髪飾り

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写真館に振袖持ち込みするかの判断は1年前までに！

写真館に自前の振袖を持ち込むのか、それともレンタルの振袖を利用するのかの判断は1年前には済ませておくと無難です。成人式が迫ってからの判断では、思わぬトラブルが起きてしまうこともあります。

ここでは、早めの判断が必要な理由について見ていきましょう。振袖の持ち込み、レンタルの両方のケースで解説します。

写真館への振袖持ち込みの場合

振袖を持ち込みする場合には、着物を購入する、ママ振袖や姉振袖を利用するという前提があります。購入する場合は、早くから情報を集める必要があるでしょう。自分好みの振袖を見つけるために、振袖の展示会などに足を運ぶ方も多い傾向です。《

2年後の成人式を見越した展示会なども行われているため、納得のいく着物選びをしたいのであれば、できるだけ早くから探し始めるとよいでしょう。振袖選びに適切な時期としては、成人式の1年半ほど前からです。

一方、ママ振袖や姉振袖を利用する場合には注意が必要です。「振袖があるから大丈夫」と安心していると、成人式直前になって「小物が足りない」「シミがあった」など問題に気付くケースも多く見受けられます。

振袖のお直しやクリーニングには1カ月ほどかかることも珍しくないため、気付くのが遅くなれば振袖の準備が成人式当日までに間に合わないこともあります。できるだけ早く振袖の状態や付属品を確認し、準備をしておきましょう。

振袖レンタルの場合

振袖をレンタルする場合には、成人式当日に写真撮影をするのか、前撮り撮影にするのか、成人式には出席せず写真撮影のみとするのかなど、さまざまな撮影方法があります。希望や予算に合った写真館を見極めるためにも、早め早めの準備が欠かせません。

前撮り撮影の振袖レンタルだけでなく、成人式当日の振袖をレンタルできる写真館であれば成人式当日の衣装にも困りません。振袖は、WEBカタログで選ぶ、展示会で選ぶ、相談会でアレンジしてもらうなどさまざまな方法があり、1年以上前から探し始めるのが一般的です。

なお、レンタルの場合も、人気の振袖は早い時期に予約で埋まってしまうことも多いので、購入する場合と同様に1年半ぐらいまでには選び始めるようにしましょう。

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写真館に振袖持ち込みするか迷った際の判断ポイント

これから迎える成人式に向けて、振袖の準備方法について悩んでいる方も多いでしょう。ここでは「振袖を購入する」「ママ振袖や姉振袖を使用する」「レンタル振袖を利用する」という3つの選択肢に、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるかを解説します。ご自身が納得する形で振袖を選び、ステキな人生の節目を迎えましょう。

振袖を購入するメリット・デメリット

振袖を購入する最大のメリットは、自分好みの着物を手に入れられることです。振袖にもはやりがあり、最近はブーツやブラウスを合わせるなどモダンなアレンジも見受けられます。自分らしいアレンジを考えながら振袖選びができる点が魅力です。

好みがはっきりしている方であれば、納得のいく着物を探したいと思うことでしょう。お花やお茶を習っているなど、着物を着る機会の多い方にも振袖の購入はおすすめです。

メリット	デメリット
・何度でも着物を着られる・将来、娘や孫に譲れる・高級で質のよいものを選ぶこともできる・サイズ感がぴったり	・お手入れが必要・保管に気を使う・購入費用が高い

ママ振袖を選ぶメリット・デメリット

ママ振袖や姉振袖は振袖本体を購入する必要がないため、状態がよければ費用の節約になります。帯や帯締めを変えるだけでも雰囲気がかなり変わるため、母親やごきょうだいと同じスタイルではなく、自分らしいアレンジを加えることも可能です。

メリット	デメリット
・振袖購入に費用がかからない・何度でも着物を着られる・友人などとかぶることがまずない・質のよい着物が多い	・お手入れが必要・保管に気を使う・染み抜きやお直しが必要になることもある・親子で好みが違うことがある

振袖レンタルを利用するメリット・デメリット

振袖レンタルの大きなメリットは、保管やお手入れに気を使わなくて済むことです。購入に比べると費用も安いため、近年最も多く利用されています。ただし、身長が170cm以上や150cm以下など、体格によってはレンタルできないケースもあるため注意が必要です。

メリット	デメリット
・お手入れが不要・保管する必要がない・購入するよりも安い・写真撮影とセットになっていればお得	・友人とかぶる可能性がある・サイズがぴったりではない場合もある・時期や体格によっては利用できないケースもある・高品質なものばかりではない