夏の成人式って?暑い時期でも涼しく振袖を着る方法や暑さ対策を紹介
成人式は毎年1月の成人の日に行われるのが一般的ですが、夏に成人式が開催される地域もあります。「夏の成人式ってどんなもの?」「暑い時期でも振袖は着られるの?」など疑問に思うことも多いでしょう。
そこでこの記事では、夏に開催される成人式の特徴や、夏に振袖を着るときの暑さ対策などについて紹介します。夏の成人式に参列予定の方や夏に振袖を着て前撮り撮影をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
夏に開催される成人式って?
成人式は毎年冬に行われるイメージが強いですが、最近では夏に成人式を開催する地域もあります。では、なぜ冬ではなく夏に成人式を開催するのでしょうか。また、夏に成人式が行われていること自体、知らない方も多いかもしれません。
ここでは夏に成人式が行われる理由と、冬に行われる成人式との内容の違いについて解説します。
夏に成人式が開催される理由
北海道・青森・秋田・岩手・島根・長野などの一部地域では、夏に成人式が開催されています。成人式を冬ではなく夏に開催する主な理由は、雪の影響を避けるためです。
豪雪地帯では、真冬になると雪が積もって移動が困難になります。大雪が降ると式への参加自体が難しくなるため、誰もが安全かつ確実に式に参加できるように、雪の降らない夏の開催が選ばれているようです。
夏は長期休暇やお盆休みなどで地元に帰省する人が多く、式に参加しやすいメリットもあります。このような理由から、夏に成人式を開催する自治体が増えているようです。
夏の成人式は何が違う?
成人の日に行われる成人式と夏に行われる成人式は、どちらも式典の内容に大きな違いはありません。あくまで開催する時期が異なるだけで、式典の内容自体は同様です。
自治体によって内容は異なりますが、夏だからといって式の内容が簡素化されることはありません。
しかし、着用する服装に違いがあります。夏の成人式で振袖を着るのは暑いため、浴衣やドレスなど振袖以外の服装を選ぶ方も少なくありません。
夏の成人式でも振袖は着られるの?
成人式といえば、女性は振袖を着て式典に参列するイメージが強いという方も多いのではないでしょうか。暑い夏とはいえ「成人式には振袖を着て参加したい」と考える方も少なくありません。
ここでは、夏の成人式で振袖を着ることは可能なのか、また、振袖以外にどんな選択肢があるのかについて見ていきましょう。
夏に振袖を着るのはおかしい?
成人式に限らず、和装婚礼の前撮りで振袖を着て撮影したり、夏に行われる結婚式に振袖で参加したりすることもあり、振袖は季節問わず着用できます。
ただし、夏に振袖を着るときは暑さ対策を忘れないようにすることが大切です。真夏の日中は気温が30度を超えることもあるため、熱中症などで体調を崩さないよう、着付けの仕方や振袖の選び方を工夫するようにしましょう。
夏用の振袖はある?
「夏でも振袖を着たいけど、暑いのは嫌」という方には、夏用の振袖がおすすめです。夏用の振袖は絽(ろ)・紗(しゃ)・麻など生地に薄い素材が使用されており、通気性が良いため、暑い日でも涼しく快適に過ごせます。
素材の透け感を抑えたい場合は、単衣がおすすめです。単衣は裏地がないタイプの着物ですが、裏地のある袷(あわせ)と見た目の違いはありません。単衣なら表地が透けず、軽いため、夏のフォーマルシーンに最適です。
夏用の振袖にもさまざまな種類があるので、着心地などを比較してみて、自分のお気に入りを見つけましょう。
振袖以外にはどんな選択肢がある?
成人式は結婚式のように服装のマナーが厳しくないため、振袖以外の服装で出かけても問題ありません。夏の成人式であれば、カラードレスやパンツドレスがおすすめです。
また、地域によっては浴衣で出席できる場合もあります。しかし、あまりにもカジュアルな装いは式典に不向きです。浴衣の場合は足袋を履く、ドレスの場合はストッキングを履くなど、フォーマルな装いを意識しましょう。
式は洋服、前撮りで振袖を着るという選択肢も
「式典は涼しい服装で出かけたいけど、振袖も着てみたい」という場合は、涼しい季節に振袖を着て前撮り撮影をする方法もあります。成人式当日はドレスで出席すれば、振袖とドレスの両方を楽しめて一石二鳥です。
成人式当日でなければフォトスタジオの予約も取りやすいため、撮影の打ち合わせや準備が入念にできます。好きな場所や季節を選んで撮影すれば、ステキな思い出の一枚に仕上がるでしょう。
夏に振袖を着用したら早めにクリーニングへ
夏に振袖を着ることは可能ですが、着用後のお手入れに注意が必要です。着物に汗がしみこんでしまうと汗ジミが生じやすくなるため、着終わったら早めにクリーニングに出しましょう。
どんなに暑さ対策をしていても、真夏日に汗をかくことは避けられません。大事な着物にシミができて残念なことにならないように、汗をかいた後の着物を放置するのは避けましょう。
振袖をクリーニングに出すときのことを考えて、クリーニング代無料の振袖レンタルを利用するのがおすすめです。
夏の成人式で振袖を着るときの暑さ対策
普段着慣れていない振袖で移動するのは想像以上に大変です。そこに暑さが加わると、体調を崩してしまうことも考えられます。
人生で一度きりの成人式を笑顔で楽しめるように、当日はしっかりと暑さ対策をしてから出かけましょう。ここでは、夏の成人式に適した振袖の選び方から当日の移動方法、メイク方法などを紹介します。
夏用の振袖を選ぶ
近年は夏に成人式を開催する自治体が増えてきたことから、振袖も夏用のものが増えています。通常の振袖とは違い、夏用の振袖は薄手で風通しの良い素材で作られているのが特徴です。
少し透け感のある素材で作られているものも多いため、暑い日でも軽やかで涼しい着心地を楽しめます。暑さが苦手な方は、夏用の振袖で乗り切りましょう。
できるだけ車で移動する
成人式当日の移動手段は、できる限り車を選ぶとよいでしょう。ただし、振袖を着たまま運転するのは危険なので、家族や友人に車の運転をお願いするか、タクシーを利用して会場まで移動するのがおすすめです。 当日はタクシーが混雑する可能性があります。事前に手配を済ませておきましょう。
電車やバスを利用する場合、駅やバス停から会場まで移動する間に汗をかくことが考えられます。夏は少しの移動でも汗をかきやすいので、なるべく暑さを回避できる方法を考えましょう。
熱中症対策を万全にする
真夏日に振袖を着るときは、熱中症対策が欠かせません。熱中症対策に持っていると便利なものは、以下のようなものです。
・ミネラルウォーター
・スポーツドリンク
・塩あめ
・扇子
・ミニ扇風機
・日傘
・保冷剤
・ハンカチ
当日はミネラルウォーターなどの飲料水を持参して、こまめに水分補給をしましょう。250~300mlほどの大きさの水筒なら、かさばらないので持ち歩きも簡単です。
日傘で日差しを遮るだけでも、暑さの感じ方が随分異なります。麻の日傘や扇子は振袖とも相性が良く、着物の色に合わせて選べば見た目にもおしゃれ度もアップします。
メイク崩れを防ぐ工夫をする
メイク崩れを防ぐために、ベースメイクには汗に強いファンデーションを使いましょう。アイメイクにも、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使うのがおすすめです。
メイクの仕上げにメイクキープスプレーをすると、汗やマスクによるメイク崩れを防止できます。メイクの前に顔を冷やすことも、メイク崩れの防止に効果的です。
夏用の振袖を着ていても、露出が少ないため普段よりも汗をかきやすくなります。せっかくの晴れ舞台でメイクが崩れてしまわないように、当日は念入りに準備しましょう。
ヘアはダウンスタイルを避ける
夏の成人式では、ヘアスタイルはダウンスタイルよりもアップスタイルのほうが適しています。ダウンスタイルにすると、首回りに熱がこもって暑苦しくなる上に、汗で首に髪の毛が付いてしまうなど見た目の清潔感も失われてしまいます。
ヘアはまとめ髪にするなどして、少しでも暑さを感じない工夫をしましょう。アップスタイルで首元をスッキリ見せれば、暑い日も涼しく快適に過ごせます。
アップスタイルのアレンジは複数あるので、自分の好きなスタイルを美容室に相談しておきましょう。
夏に振袖を着る際の着付けのコツ
夏に振袖を着るときは、暑さ・汗対策が欠かせません。通常の服と違い、着物は上着を脱ぐなどの暑さ調節ができないため、内側を涼しく保つ工夫が必要です。
夏の成人式を涼しく快適に過ごせるように、ここで着付けのコツを確認しておきましょう。着付けに一手間かけることで、振袖を着た後も快適に過ごせるようになります。
着付けの前に汗対策をする
汗ばんだまま振袖を着てしまうと、湿気や熱が着物の中にこもってしまうので、着付け前の汗対策が必要です。
着付けでは汗をかきやすいため、着付けをする部屋は事前にエアコンをかけて涼しくしておきましょう。通常よりも温度を下げて、20度前後に設定しておくのがポイントです。汗をかきやすい箇所にパウダーをはたいておくと、着物の汗染みを防げます。
美容室で着付けてもらう場合は、予定時間よりも早めに到着しておきましょう。美容室まで歩いて来た場合、到着直後は汗をかきやすいため、少し休憩して汗が完全に引いてから着付けを始めるのがおすすめです。
夏用の肌着を着用する
夏に振袖を着るときは、インナー選びが大切です。涼しい素材や肌に張り付かない素材の肌着を選べば、汗をかいたときの不快感を軽減できます。クール素材の肌着でも大丈夫ですが、下着の透けを防ぎたい場合は和装用の下着を選びましょう。
肌着を着用すると、むしろ暑くなるのではないかと思うかもしれません。しかし、夏用の肌着は風通しが良く、肌がベタつかないため、快適な状態が長持ちします。振袖の汗じみを防ぐ効果もあるので、夏用の肌着を上手に活用しましょう。
長襦袢の素材に気を付ける
長襦袢の素材は、吸水性と速乾性のあるものが適しています。麻は吸水性・速乾性・放熱性に優れた涼感のある素材なので、暑がりの方におすすめです。
クール加工のないポリエステルの長襦袢は熱がこもって暑いので、夏に着用するのは避けましょう。夏にはクール素材、または天然素材を使用した長襦袢が適しています。
暑さを軽減するために、長襦袢の着付けを省略することも可能です。しかし、透ける素材の振袖には、長襦袢を着用するようにしましょう。
夏用の小物を活用する
帯回りに使用する小物類も、夏用の素材を使用しましょう。帯枕・帯板には軽量のメッシュ素材が適しています。通常の帯板・帯枕に比べてしなやかで柔軟性が高く、着心地も楽です。
へちまの帯板・帯枕も軽くて通気性が良いため、暑い日でも涼しい着心地を楽しめます。身体を締め付けず、腰回りのムレを防いでくれるので、長時間の着用も問題ありません。
腰ひもには麻素材のものが最適です。麻には湿気を放出する働きがあり、滑りにくいので、着崩れを防止する効果もあります。
ジェルタイプの保冷剤を挟む
補正部や帯下などに保冷剤を挟んでおくと、ひんやりとして内側に熱がこもるのを防いでくれます。食品用の保冷剤ではなく、ジェルタイプの保冷剤なら冷えた状態でもジェル状を維持できるため、使い勝手も良好です。
保冷剤をガーゼや手ぬぐいなどに包んで持ち歩いたり、首元を冷やしたりするだけでも、体の熱を和らげられます。換えの保冷剤を保冷ポーチなどに入れておけば溶けにくくなるため、長い時間快適に過ごせるでしょう。
夏の振袖写真はスタジオアリスで涼しく撮影しよう
スタジオアリスでは、夏に振袖を着て写真を撮影したい方のためにお得なプランをご用意しています。成人式の振袖ラインアップも豊富にご用意しており、オンラインで仮予約も可能です。
ここではスタジオアリスの振袖撮影について詳しく紹介いたします。夏の振袖写真を撮影したいときの参考にしてください。
写真だけ残したいという方には撮影用衣装付きプランがおすすめ
前撮り撮影に振袖を着用したい方には、撮影用衣装付きプランの「成人式 振袖・紋付袴プラン」がおすすめです。撮影に必要な衣装と小物はすべてレンタルできるため、事前に用意する必要はありません。当日は手ぶらで撮影に参加できます。
バッグや草履、帯などの小物も含めたトータルコーディネートが可能ですので、専門知識は必要ありません。振袖を着たことがない方でも、安心してお気に入りの一着を選べます。
参考:『成人式・卒業袴(高校・大学)』「ふりホ」なら種類豊富な振袖が選び放題
「ふりホ」は、成人式の振袖レンタルと前撮り撮影がセットになったプランです。正絹を中心とした高品質な振袖を約1,500種類用意しており、幅広い選択肢からお気に入りの1着をお選びいただけます。
振袖はWEBカタログから選べ、お気に入りが見つかればそのまま仮予約も可能です。専用アプリを利用すれば、ご自身の写真に振袖を合わせたバーチャル試着もできます。着用したイメージをその場で確認できるため、振袖選びに手間がかかりません。
参考:『成人式振袖ラインアップ』お財布にもやさしい安心の一律価格
ふりホは誰でも99,800円(税抜)の一律料金でご利用いただけます。ふりホの料金には、振袖の長期レンタル費用をはじめ全国約480店舗のスタジオアリスでの前撮り撮影費用が含まれ、どの振袖を選んでも同額でご利用いただけます。
万が一振袖を汚してしまっても、クリーニング費用などの追加料金は発生しません。料金設定が明瞭でわかりやすいため、初めての方も安心してご利用いただけます。詳しくは下記URLをご覧ください。
参考:『ふりホ』まとめ
近年は夏に成人式を開催する地域が増えています。夏でも振袖を着ることは可能ですが、暑さ対策が欠かせません。汗で着崩れやメイク崩れを起こすことがないように、事前準備はしっかりしておきましょう。
スタジオアリスでは、成人式の前撮り撮影にピッタリな撮影用衣装付きプランをご用意しています。「ふりホ」なら幅広いラインアップの中からお気に入りの振袖を見つけられるので、大切な日の思い出作りにピッタリです。
夏に振袖を着て前撮りをしたい方、振袖選びにこだわりたい方は、ぜひ一度スタジオアリスまでお気軽にお問い合わせください。インターネットから予約できる「WEB撮影予約サービス」も併せてご利用ください。
参考:『WEB撮影予約サービス』