帯締めの結び方でトレンドルックに!振袖コーデの完成度を上げるポイント
振袖は小物や着付けによって、その印象を大きく変えます。中でも目を引くのが帯締めの結び方です。成人式では振袖を着用する方が大半ですが、周りと差の付く着こなしをするには、この帯締めの結び方にもこだわるのがおすすめです。
そこでこの記事では、トレンド感のあるおしゃれな帯締めの結び方を紹介します。帯締めの役割とセンスのある結び方が分かれば、成人式の振袖姿をより美しく、よりおしゃれに完成させられるでしょう。
帯締めの結び方で振袖コーデがあか抜ける!
振袖コーデの2大ポイントは、振袖をはじめとする着付けアイテムの色柄選びと帯周りのアレンジです。帯周りとは帯、帯揚げ、帯締めのことで、アイテムの選び方と装着の仕方にセンスが求められます。
帯締めは帯の中央に水平のラインで結ぶもので、振袖姿の印象を左右する重要なポイントです。帯締めには帯をしっかりと固定するという実用的な役割と、帯周りの雰囲気を作る装飾的な役割があります。
帯締めの色や結び方を変えるだけで振袖姿全体の印象も変わってくるため、しっかりとこだわっていきましょう。
成人式では「振袖を着るのが初めて」という方も多い傾向です。帯締めで振袖コーデの完成度を上げるために、帯締めの役割や着物ならではのコーディネートのコツを理解しておくとよいでしょう。
【帯締めの基本】帯締めの種類と格
振袖用の帯締めの長さは150cmほどが一般的とされますが、結び方をアレンジしやすい長尺タイプ(170cm~190cmほど)が最近のトレンドです。
素材やひもの組み方により、その種類は3,000種類ともいわれる帯締めですが、ここでは大きく4つのタイプに分けてその種類を解説します。着物ならではの「格」についても理解しておきましょう。
平組(ひらぐみ)
帯締めの中で最も格が高いとされるのが「平組(ひらぐみ)」という帯締め。「平打ち」とも呼ばれます。
振袖や黒留袖のような格の高い着物から普段使いのおしゃれ着物まで幅広く活用されていますが、幅が広いものほどフォーマル向きです。
振袖姿では、幅広のもので、華やかな柄がデザインされているものがよく使われます。帯締めに着けるアクセサリーである帯留めを使用する場合には、この平組を選ぶのが一般的。
凝った結び方も可能ですが、シンプルな結び方でキリッとした印象にするのが王道です。
丸組(まるぐみ)
平組の次に格の高いのが「丸組(まるぐみ)」。「丸打ち」とも呼ばれます。ひもを立体的に編んだ円筒形になっており、アレンジを利かせた飾り結びがしやすいのが特徴です。
振袖用には、帯締めそのものにつまみ細工やパールなどで装飾がほどこされたものが多く見られます。片方の端を編み込まず飾りひもスタイルになっているものもあり、同じ結び方でも帯締めのデザインを変えると雰囲気もチェンジできるのが魅力です。
丸組を着けると女性らしさの感じられる優しい印象に仕上がります。
角組(かくぐみ)
「角打ち」とも呼ばれる「角組(かくぐみ)」も立体的に編んだ帯締めで、断面が正方形になる伝統的な帯締めです。帯締めだけでなく神事での装飾品にも使われており、「しっかり締めると緩みにくい」という特徴を持った実用性の高さが魅力といえるでしょう。
しかし、着物の装飾品としては格が低く普段着用の帯締めとされるため、振袖では使用しません。
飾り帯には適していませんが、基本の結び方であれば使い勝手がよいため、着物初心者の普段使いにおすすめの帯締めです。
丸ぐけ(まるぐけ)
「丸ぐけ(まるぐけ)」は、色打掛などにも使用される伝統的な帯締めです。真綿の芯を布で覆った丸みのある形状をしています。
布の素材により雰囲気も品格も変わるため、振袖には羽二重(はぶたえ)や綸子(りんず)など礼装にふさわしい素材のものを選びましょう。
丸ぐけは花嫁衣装や七五三で使われることが多かったためか、古典的な印象を強く感じさせる帯締めです。
【帯締めの基本】帯締めの結び方のバリエーション
帯締めの結び方にはさまざまなアレンジがあります。ここでは、基本の6つの結び方を紹介します。
長さや端の処理によりさまざまに表情を変える帯締めの結び方の基本を理解しておけば、自分らしい振袖姿をイメージしやすくなるでしょう。帯揚げや帯など帯周りとのバランスを考える参考にもなるかもしれません◎。
本結び
「本結び」は帯締めを結ぶ際の基本で、最も重要なテクニック。「こま結び」とも呼ばれます。
シンプルでありながらしっかりと帯を固定できるため、他の飾り結びをする場合も、この本結びが欠かせないファーストステップです。
帯締めの端は結んだ帯締めに挟み込むのですが、すっきりと直線的に挟み込むと伝統的な雰囲気に、波や花びらのようなデザイン性のある形状を作って挟み込むとトレンド感のある仕上がりになります。
藤結び
本結びで作った結び目を3つつなげるアレンジが「藤結び」。結び方は本結びと同じですが、最初に左右の端を交差させてからスタートします。結び目が長くなるため、シンプルながら存在感が増すのが特徴です。
本結びよりは主張したいけれど、派手になり過ぎるのは避けたいというエレガント派にぴったりの結び方といえるでしょう。
リボン結び
本結びで帯締めをしっかりと留めた後、帯締めの両端でリボンの形を作り、帯締めに挟み込むテクニックが「リボン結び」です。平組だと小粋な感じに、丸組だとかわいらしい雰囲気になります。
リボンの大きさや帯締めの端を垂らす分量を変えると印象が変わるため、振袖の柄や帯揚げの結び方とのバランスを取りながら決めるとよいでしょう。結び目は中央よりもずらすのがおしゃれです。
玉結び
まずは本結びでしっかりと帯締めを帯に固定します。その後、左右の帯締めの端を結んだ帯締めにくぐらせ、上と下でひと結びずつ。しっかり結ぶとキリッとした表情に、ところどころ遊びを作ると大胆な印象になります。
遊びの入れ方や帯締めの端をどう処理するかでアレンジは無限大。モード感のある振袖にはぴったりの結び方です。
四つ葉結び
「四つ葉結び」も本結びからスタートします。緩みのないようしっかりと結ぶのがポイントです。
帯締めの端で輪を作って本結びの結び目の下にくぐらせ、再び輪を作り本結びの下に通すと、2枚の葉が登場。これを両方の帯締めの端ですると4枚の葉がクローバーのように並びます。
4枚の葉の向きや帯結びの端を垂らす位置を変える、4枚ではなく3枚や2枚の葉にするなどのアレンジで印象を変えられるのも魅力です。
蝶(ちょう)結び
本結びの後、帯締めの左右の端を使って蝶(ちょう)結びにし、垂れる帯結びの両端を蝶結びの輪にくぐらせるとぐっと華やかな印象になります。
蝶結びを繰り返すと水引のような和の印象の強いモチーフになったり、大輪の花をイメージさせるものになったりとアレンジは多彩。ただし帯締めに長さが必要になるため、十分な長さがあるかどうかは確認しておきましょう。
【画像付き】帯締めの結び方のトレンドと完成度アップのポイントを学習
振袖姿全体とのバランスを見ながら帯締めの結び方を決めるのが、振袖姿の完成度を高める重要なポイントです。トレンドを押さえつつも、調和の取れたトータルコーディネートの一部になるのが理想といえるでしょう。
ここではスタジオアリスの「ふりホ」のラインアップから振袖コーディネートを紹介。全体のバランスの中でどのように帯締めの結び方を決めればよいのか、そのコツを探ります。
トレンドを押さえつつも王道の伝統美を
振袖は、深みのある赤に縁起のよい吉祥文様や大輪の花々をあしらった王道の古典スタイル。振袖そのものに華やかさがあるため、帯締めはあえてベースカラーの赤に揃え、やや小ぶりの飾り結びで小粋なアクセントとしています。
結び方は飾りひもを効果的に使った凝ったもので、トレンドをしっかりと押さえているのもポイントです。
赤のアクセントカラー&小さなリボン結びで上品に
トレンドの白系振袖にアクセントカラーの赤で大きな牡丹(ぼたん)が描かれている、かわいい系振袖。帯も白でコーディネートしているため、帯締めはアクセントカラーの赤を選んでいます。
細めの帯締めと小さめに作ったリボン結びで上品な仕上がりになりつつも、アクセントとしての役割はしっかりと果たしているのが注目ポイントです。
レトロモダンには存在感のある蝶結びで
古典的なモチーフを現代風にアレンジしたレトロモダンの振袖には、多色使いの帯締めで個性を演出。
飾りひもを効果的に使った蝶結びは存在感があり、赤と青、ゴールドの派手カラーの組み合わせが、カラフルな振袖にマッチします。
すっきりとした直線的なアレンジでモード感アップ
モノトーンをベースに、抑えめにデザインされたアクセントカラーの赤にゴールドが引き立つスタイリッシュでクールなモード系振袖です。帯締めはあえての黒ベースにアクセントカラーの赤とゴールドがデザインされた調和の取れたチョイス。
結び方は派手にせず、藤結びできりりと引き締め、帯締めの端はねじりながら水平に伸ばすことでシャープな印象を強めています。
リボン結びもディズニーアレンジがかわいい!
こちらは、スタジオアリスならではのディズニーデザイン振袖。優しいクリームイエローの振袖は、ミッキーとプルートをイメージしています。メルヘンタッチの花々と隠れアイコンが遊び心を感じさせる1枚です。
帯締めはリボン結びをアレンジしてミッキー風のシルエットにすることで、ワクワク感をさらにアップしています。
個性的なコーデにはあえての本結び
爽やかな空色の振袖には現代風にデザインされた花々、レースをふんだんに使った個性あふれるスタイルのゆるかわコーデ。
ここでは足し算ではなく引き算を意識したアレンジが正解です。帯締めは帯揚げと一緒にベースカラーを意識した控えめな色味をチョイスし、結び方は基本の基本、本結び。あえての控えめな演出のおかげで、個性強めでも上品さとセンスが感じられる仕上がりになっています。
振袖姿の完成度を上げる帯締めの結び方とは
帯締めの結び方はアレンジも多彩。インターネット上にはさまざまな結び方が紹介されているため、どれを選べばよいのか分からないという方もいるでしょう。
ここでは振袖姿の完成度を上げる帯締めの結び方を見極める上で、押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
振袖姿のイメージに合った結び方にする
帯締めの結び方は振袖コーデの一環として考えると失敗がありません。
振袖には多彩なデザインのものがラインアップしています。伝統的なモチーフや技術を使った古典スタイル、ポップな色使いでキュートな印象のかわいい系、伝統的なモチーフと現代的なセンスが融合したレトロモダン、クールでスタイリッシュなモード系など、振袖によって醸し出す雰囲気は異なります。
帯締めの結び方もアレンジの仕方で印象が変わるため、振袖の雰囲気を意識して選ぶとミスマッチを防げるでしょう。
トータルコーディネートでボリュームを考える
帯締めの結び方はアレンジにより、ボリューム感や主張が大きく異なります。
例えば、かわいい系振袖にリボン結びを合わせるのは定番です。しかし、帯揚げもボリューム感のあるリボン結び、髪飾りにもリボン、そして帯締めにも大きなリボンと繰り返してしまうと、少し幼稚な印象になってしまうかもしれません。
全体のバランスを考えて、帯結びはあえてシンプルな結び方にする、小さめにするなどの工夫も大切です◎。
イメージ画像でセンスを磨く
振袖姿全体の中での帯締めの役割を理解するためには、実物や画像を見ながらセンスを磨くのが一番です。
ポイントは、帯締めを結んだ部分だけの画像ではなく、振袖姿全体の画像を観察すること。こうすることで、統一感を出すコツや適切なボリューム感が分かってくるでしょう。
帯締めのトレンドを知るには新作振袖のチェックがおすすめです。自分の理想とするスタイルを見つけて、振袖選びや着付けの際の参考にするのも◎。着付けの際に画像を持ち込んで、なりたい雰囲気を伝える際にも役立ちます。
帯締めの結び方を成人式と前撮り撮影とで変えるというアイデア
成人式の振袖姿は、前撮り撮影で記念に残すのが最近の定番。時間的・体力的にゆとりがあるだけでなく、成人式当日とは違ったアレンジやコーディネートが楽しめるのも前撮り撮影ならではの魅力です。
帯締めの結び方にはさまざまなアレンジがありますが、凝ったアレンジにした結果、成人式当日に崩れてしまうというアクシデントが起こる可能性も……。
前撮り撮影では着崩れの心配がないため、写真映え重視のアレンジが可能。帯締めの結び方を意識した写真で、思い出を色濃く残せます。
スタジオアリスの「ふりホ」で完成度の高い振袖姿を実現
帯締めの結び方だけでなく、振袖選びやコーディネートなど、どこから始めればよいのか分からないという方もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、スタジオアリスの「ふりホ」です。「ふりホ」は成人式の振袖レンタルと前撮り撮影がセットになったお得なプラン。前撮り撮影の準備が楽になるだけでなく、リーズナブルな価格設定も魅力です。
『ふりホ』振袖コーデはスマホでチェックできるから安心
スタジオアリスの「ふりホ」はおよそ1,500種類(※)という振袖ラインアップの豊富さが自慢。京友禅競技大会の受賞柄をはじめとする古典柄から、かわいい系、レトロモダン、モード系と多彩なデザインで展開しています。
それぞれの振袖には帯締めはもちろん、帯や帯揚げ、半襟やだて襟など振袖コーデの各アイテムがセットになっているため、コーディネートに自信がない方でも安心です。
WEBカタログや専用アプリから振袖選びができるので、時間のない方も安心◎。スマホでバーチャルフィッティングもできるため、振袖選びの失敗も防げるでしょう。
※振袖の取扱数は2024年度1月6日時点のものです
※店舗によって異なる場合がございます
着付けも付いた前撮り撮影はモデルさんのような仕上がりに
「ふりホ」の前撮り撮影には着付けとヘアセットが付いているため、美容院の予約をする必要はありません。帯締めの結び方も、雰囲気をお伝えいただければ振袖姿全体のバランスも見ながら最適な結び方をご提案します。
もちろん写真映え重視でお支度いたしますので、成人式ではできない個性的なコーディネートやモデルさんのようなスタイリッシュなヘアセットも可能。
ゆとりのある前撮り撮影であれば、写真の仕上がりを確認しながら撮影できるため、納得の振袖姿を思い出に残せます。
『ふりホとは(商品・料金)』「ふりホ」公式インスタグラムアカウントでセンスを磨こう!
理想の振袖姿をかなえるためには、なりたいイメージ作りが欠かせません。これから成人式を迎える方は、「ふりホ」公式インスタグラムアカウントをチェックして振袖センスを磨いておきましょう。振袖や成人式に関する最新情報は、きっと役に立つはずです。
新作振袖やモデルさんの着こなしを眺めているだけで、振袖センスが磨かれるのはもちろん、なりたい振袖姿もイメージできるようになるでしょう。
振袖レンタルの予約は1年前が定番。振袖に関する情報収集はそれより前に始めておくのがおすすめです。
『「ふりホ」公式インスタグラムアカウント』ふりホのQ&A|気になる疑問を解決!
ふりホの疑問1|品質は大丈夫?
振袖は正絹を中心とした高品質な振袖をご用意していますのでご安心ください。グループ会社の「京都豊匠」で一括管理しているので、間接コストを省き、品質の高い振袖をリーズナブルな価格でご提供しています。
ふりホの疑問2|実際は高い振袖もあるのでは?本当に一律価格?
新作振袖、受賞振袖、Disneyデザイン振袖、ブランド振袖、どの振袖を選んでも追加料金は一切ありません。高品質・約1,500種類(※)の振袖を、全て安心の一律価格でご提供しています。
※振袖の取扱数は2024年1月6日時点のものです
※料金は2024年1月6日~2024年12月26日までものです
ふりホの疑問3|振袖だけの価格なの?
成人式当日の振袖レンタルと前撮り撮影がセットになったプランです。振袖には帯や小物一式はもちろん、着付けに必要な小物10点もご用意しております。
前撮り撮影時は着付け・ヘアセットも付いて、さらに写真集タイプの豪華アルバム(10ページ12カット)もセットになっていますので、全てまとめてお任せいただけます。
ふりホの疑問4|たくさんの中からどうやって選べばいいの?
「ふりホ」ならWEBカタログで好きな色やイメージで絞り込んで選べるから簡単です。すきま時間を使って気になる振袖をいつでも、どこでもチェックできます。
気になった振袖はバーチャルフィッティングアプリで試着体験できるので、遠く離れたご家族や友達にもシェアしてゆっくりじっくり選べます。
展示会で試着もできますので、最寄りの会場でぜひお手に取ってお確かめください。
ふりホの疑問5|いつ予約したらいい?早く予約しなくて大丈夫?
人生の大きな節目である成人式の振袖を何年も前に予約するのは早過ぎませんか?「好みも変わるし、不安がいっぱい……」そんな声から生まれた「ふりホ」なら振袖選びは急がなくてもOK!成人式の直前でもご予約いただけます。
毎年のトレンドに合わせた旬の品揃えをしているので、豊富なラインアップからお選びください。
※1年~2年前のご予約からお受けしています
まとめ
帯締めは振袖姿の印象を決定づける重要なアクセントアイテム。帯締めの結び方は振袖の雰囲気とバランスを見ながら、統一感のあるものにするとセンスよく決まります。
自分にぴったりの振袖で成人式を最高の思い出にしたいのであれば、スタジオアリスの「ふりホ」をぜひご利用ください。
豊富な振袖ラインアップ、トレンドを押さえたセットアイテム、着付けとヘアセット付きの前撮り撮影など、うれしいサービスで納得の振袖姿を実現できます。
振袖レンタルのご予約&ご相談会では、成人式準備の不安や疑問をスタッフが解決します。開催店舗へお電話にてご予約の上、ご来店ください。
『ふりホ 成人式振袖レンタルのご予約&ご相談会』