成人式の着付けにかかる時間は?当日のスケジュールや前撮り撮影のススメ
成人式は人生の中でも特に思い出に残る記念日です。そんな特別な日を彩る服装に、振袖を選ぶ方も多い傾向です。成人式の式典が行われる日は、同窓会などが開催されることもあり、事前にスケジュールを確認しておきたいものです。
そこで疑問となるのが「振袖の着付けはどのくらいの時間がかかるのか」「式典に間に合うように準備するには、何時に着付けの予約を入れればいいのか」といった事柄です。
また、古くからの友人と再会する機会でもあるため記念撮影もたくさん撮ることでしょう。そのため、当日バタバタすることなく満足のいく完璧なスタイルで迎えたいものですね。
そこでこの記事では、成人式で着る振袖の着付けにかかる時間について詳しく解説します。美容室への予約時間の決め方や、着付けをスムーズに済ませるポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
成人式の着付けにかかる時間はどれくらい?
成人式当日に振袖を着用する場合は、着物の着付けやヘアセットを済ませてから式場に向かうのが一般的です。そこで気になるのが、着付けやヘアセットにどのくらいの時間が必要かということではないでしょうか。
おおよその時間を知っておくことで、式典に遅れることなく準備を進められます。ここからは、着付けやヘアセットにかかる時間について見ていきましょう。
着付けやヘアセットにかかる時間の目安
着付けとヘアセットなどにかかる時間は、1時間半~2時間を目安にしましょう。当日は、まずヘアセットから始めて振袖の着付けに移ります。髪の長さやどのようなヘアスタイルにするかによりますが、ヘアセットには1時間ほど必要です。
さらに振袖の着付けでは、50分~1時間ほどかかります。着付師さんひとりで着付けるのであれば1時間、二人がかりで着付けるのであれば50分ほどが目安です。着付けとメイク・ヘアセットを合わせると、1時間半~2時間かかることを覚えておきましょう。
ゆとりを持った時間配分が重要
成人式当日の着付けなどの時間配分は、ゆとりをもって決められると安心です。持ち込む振袖や帯によっては、着付けに時間がかかる場合があります。式典に間に合うように着付けの時間を予約していても、前の人の着付けに時間がかかり予約時間が過ぎる場合があるかもしれません。
また、着付けの場所から式場までは振袖での移動となり、いつもより時間がかかってしまうことも考慮しておくと◎。着慣れていない着物ではスムーズに移動できない場合があるため、余裕のある時間配分をしておくとよいでしょう。
成人式の着付けの予約時間はどう決める?
「着付けの予約はいつ取ればいいか」「どのような予定を組めばいいのか」という疑問を持つ方も多いかもしれません。ここでは、着付けの予約を取る時期や、予約時間の決め方について解説します。
なお、成人式の式典が始まる時間は10時~13時からというのが一般的ではありますが、 地域によってもさまざまです。式典が始まる時間を確認した上で、予約時間を決められるとスムーズなスケジュールが立てられます。
振袖が決まったら着付けの予約を取ろう
成人式に着る振袖を選んだら、着付けの予約を済ませておきましょう。振袖の雰囲気や自分の希望に合うメイクやヘアセットを得意とするヘアサロンを探したら、早めに予約をしておくと安心です。
人気のヘアサロンは、すぐに予約が埋まってしまいます。遅くとも成人式が行われる前の年の6月ごろまでに、予約をしておきましょう。
着付けの予約時間の決め方
予約時間は、着付けやヘアセットにかかる時間と美容院から会場までにかかる移動時間に、余裕を見込んで1時間程度をプラスして決めるのがおすすめです。10時から成人式の式典が始まる場合を例に考えてみましょう。
着付けに2時間、美容室から会場までの移動に30分かかるなら、1時間をプラスして6時半を目安に予約するのがおすすめです。当日の式典会場は、送迎の車などで混み合うことが予想されます。万が一を想定して、成人式の会場からなるべく近い美容院を選ぶと安心です。
成人式の着付けをスムーズに済ませるポイント
式典に間に合うように時間配分を組んでいても、準備や着付けに時間がかかってしまい、時間どおりに進められない場合があります。式典会場に時間通りに到着するには、準備や着付けをスムーズに進めることが大切です。
この章では、着付けをスムーズに済ませるために確認しておきたいポイントについて解説します。事前にチェックすることで成人式当日のバタバタを防げるでしょう。
イメージ画像を持参する
振袖に合う帯結びやヘアセットには、さまざまな種類があります。自分が希望するイメージがある場合は、イメージ写真や画像を用意するのがおすすめです。
多くの方が集まる着付けの会場では、着付師さんや美容師さんもバタバタと忙しくしているため、イメージを口頭で伝えるのが難しい場合もあります。ひと目見てイメージが伝わるような写真を用意しておくと、スムーズにやりとりできるでしょう。
持ち物は前日までに揃える
着付けに必要な小物は、前日までに準備しておくと安心です。着付けには、装飾小物と着付け小物が必要です。
和装小物は半えりや帯締めなど着物姿を飾るための小物、着付け小物は腰ひもや帯枕など着付けに必要な小物です。以下の表を参考にしながら、前もって揃えておきましょう。
なお、振袖に装飾小物や着付け小物がセットになっていることもあります。事前に自分で用意すべきものは何かをしっかり確認しておくこともお忘れなく◎。
着付け小物 | |
振袖 | 袋帯 |
長じゅばん | 帯締め |
帯揚げ | 重ねえり |
半えり | 肌じゅばん |
裾よけ | えり芯 |
腰ひも | だて締め |
コーリングベルト | 帯枕 |
前板 | 後板 |
三重ひも・四重ひも | 足袋 |
装飾小物 | |
草履 | バッグ |
髪飾り | ショール |
お肌や髪の毛のお手入れも忘れずに
式典当日には、久しぶりに集まった友人たちと記念写真撮影をする機会も多々あります。肌や髪の毛も整えておくと、振袖姿がよりいっそう輝いて見えます。
成人式が行われる時期の多くは、乾燥した空気で肌が荒れやすい冬の時期です。カサついた肌では化粧ノリが今ひとつなので、しっかり保湿ケアして、潤いや透明感のある肌に整えておけると◎。
また、髪の毛をカラーリングする場合は、色がしっかりと定着するように、一週間前には済ませておくと安心です。
着付け場所には前開きの服&ノーメイクでいく
振袖の着付けは、メイクとヘアセットの後に行います。せっかく整えたヘアセットやメイクが崩れないように、着付け場所には前開きの服で行くようにしましょう。また、美容院でメイクをしてもらう場合には、自宅からはノーメイクで向かうのが基本です。
メイクをしていくと、メイクを落とさなければならないため時間がかかるかもしれません。スムーズに着付けを済ませるためにも、前開きの服とノーメイクでいくことをおすすめします。
成人式は何時間かかる?当日のスケジュール
成人式といえば「早朝に着付け」「午前中の式典」と、慌ただしく過ぎるイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。実際、成人式当日のイベントは盛りだくさんです。
ここからは成人式のスケジュール例を紹介します。起床からヘアセット・着付け、成人式を済ませて同窓会まで、一般的なタイムスケジュールを押さえておきましょう。
AM5:00 起床〜朝の準備
ヘアセットや着付けの時間によっても異なりますが、予約が6時ごろとした場合、起床時間は5時ごろがおすすめです。着替えや朝食など、朝の準備もスケジュールにいれておきます。
朝食は、着物が汚れる、帯やひもが苦しくて食べられないという可能性も考慮し、着付けの前に済ませておくと安心です。また、長い1日になることを踏まえて、前日は早めに寝ておきましょう。
AM6:00 ヘアセットと着付け
6時ごろから美容院などでヘアセットと着付けをします。ヘアセットや着付けをスムーズに、かつ理想の形に仕上げるためには、事前の打ち合わせも大切なポイントです。
帯の結び方やヘアスタイルなどの希望がある場合は、早い段階で予約先に相談しておきましょう。当日も希望のヘアスタイルの写真などを持参しておくと安心です。
AM10:00 成人式の式場へ到着し式典開始
ヘアセットと着付けを済ませた後は、式場へ向かい成人式に参加します。ヘアセットと着付けの時間次第では、一度自宅に戻ることもあるかもしれません。いずれのパターンでも、時間に余裕を持って式場に向かえると◎です。お祝いの日を思いきり楽しむためにも、早めの行動を心掛けられるとよいですね。
式典の所要時間は自治体によって異なります。一般的には40分程度、関連イベントが予定されている場合は、1時間から1時間半程度かかることもあるでしょう。自治体のホームページなどで、事前に情報をチェックしておくのがおすすめです。
AM11:30 友人との記念写真撮影
式典終了後すぐに帰宅する方もいますが、振袖やスーツ姿で友人と記念写真撮影を楽しむ方も多い傾向です。式場内で記念写真を撮ったり、思い出話に花を咲かせたりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまうもの。
成人式は幼いころからの友人と久しぶりに再会できる貴重な場でもあります。あらかじめ30分から1時間くらいは記念写真撮影のための時間を確保しておくと、後のスケジュールがタイトにならずに済みます。
PM1:30 帰宅・着替え
式典や記念写真撮影が済んだ後は、帰宅して振袖やスーツから過ごしやすい服に着替えましょう。着替える前に親戚や近所の方にあいさつ回りをしたり、ご家族でお祝いの食事をしたりするなど、過ごし方はそれぞれです。
夕方以降に同窓会がある場合は、洋装に着替えることが多いかもしれません。そのため、メイクや髪飾りも洋装向けに替える時間を確保する必要があります。時間に余裕があれば少し休息を取るのもおすすめです。
PM4:00 同窓会
同窓会はクラスや学校全体など、集まるグループによって開始時間が異なります。クラス単位の場合は18時以降、学校全体で集まる場合は16時や17時ごろから始まることが多い傾向です。
同窓会自体は2時間程度が一般的ですが、2次会があると夜遅くまでかかることもあります。早朝から忙しく動いているので帰宅時間を決めるなどして、無理をしない程度にとどめておくのと体調面でも安心ですね。
成人式にゆとりを持つなら前撮り撮影を活用しよう
式典終了後、同窓会までの合間の時間を活用してフォトスタジオで記念写真撮影をする方もいます。当日撮影は着付けやヘアセットが1回で済むため費用を抑えられますが、ハードスケジュールになってしまうことは懸念点です。
そこでおすすめなのが、成人式当日よりも前に記念写真撮影をする「前撮り撮影」です。ここからは前撮り撮影のメリットや、前撮り撮影をする時期ごとのポイントや注意点を解説します。
前撮り撮影のメリット
成人式当日に実施した場合、後のスケジュールを気にしながら撮影することになり、ゆったりとした雰囲気の中での撮影は難しいかもしれません。前撮り撮影をすることで、当日のスケジュールに余裕ができることは大きなメリットです。
撮影枚数や内容にもよりますが、記念写真撮影にかかる時間は2時間前後と考えておきましょう。その他にも、前撮り撮影には以下のようなメリットがあります。
・振袖を着る予行演習になる
・前撮り撮影と成人式当日で、異なる帯結びやヘアアレンジを楽しめる
・フォトスタジオやロケーションなど、好きな場所で撮影できる
・時間に余裕があるのでさまざまなシチュエーションで撮影できる
おすすめは前年の春
前撮り撮影の時期でおすすめは、成人式の前年の春、3月~5月ごろです。2025年1月に成人式を迎える方の場合は、2024年の3月~5月ごろがベストな時期にあたります。
3月~5月は、フォトスタジオが比較的すいている時期です。予約が取りやすいため、都合に合わせて撮影日を選べます。また、気候が安定している時期でもあるため、振袖を着ていても快適に過ごせるでしょう。
夏の前撮り撮影は暑さ対策に注意
夏休みの帰省などを利用して前撮り撮影をするのも、成人式の記念写真を撮るための方法のひとつです。とはいえ、夏の振袖は暑さとの戦いになることも懸念されるため、熱中症対策をしっかりとしましょう。また、汗でメイクが崩れる可能性も考慮する必要があります。
エアコンの効いたスタジオ内で、着付けからヘアセット、撮影とワンストップで対応可能なフォトスタジオならば、快適な環境で前撮り撮影に臨めるためおすすめです。
ロケーション撮影におすすめの秋は早めの予約が◎
春先同様気候がよく、さらに紅葉などで景色も素晴らしい秋は、ロケーション撮影に最適な時期です。しかし、七五三シーズンと重なること、成人式撮影も人気の時期であることから、予約がなかなか取れない可能性もあります。
秋の前撮り撮影は早めの予約が必須なこと、また夏場に日焼けをし過ぎると振袖姿に響くため、配慮が必要なことを覚えておきましょう。
成人式直前は非常に混み合うため要検討
成人式直前の12月、1月は前撮り撮影が最も混み合う時期です。成人式直前になって「やっぱり前撮り撮影もしたくなった」と予約をする方や、着物のレンタル期間に制限があるため成人式から近い日に予約をする方もいます。
予約が殺到していると、予約自体が取れない可能性も否定できません。また、フォトスタジオが混雑している場合、慌ただしい撮影になるかもしれないことも懸念点といえます。
スタジオアリス の「ふりホ」なら前撮り撮影がお得に!
スタジオアリスでは、振袖レンタルと前撮り撮影が一緒にできる「ふりホ」をご用意しています。振袖を選ぶと同時に前撮り撮影の日程を予約しておけば、成人式当日はゆっくりと友人との時間を過ごせるでしょう。ここからは、スタジオアリスの「ふりホ」について詳しく紹介します。
『スタジオアリスの成人式革命 ふりホ』前撮り撮影と振袖レンタルがセットになった「ふりホ」
「ふりホ」とは、振袖レンタルと前撮り撮影がセットになったお得なプランです。数多くの種類から選べる振袖とレンタル小物一式、前撮り、着付け、ヘアセットが99,800円(税込109.780円)の一律価格でご利用いただけます。
記念写真撮影は、全国約460店舗のスタジオアリスで可能です。経験豊富なスタッフが、特別な日の振袖姿を美しく撮影します。
撮影した写真は10ページ12カットのアルバムに残し、撮影データもお渡しいたします。特別な日の晴れ姿を親族の方と共有する際や、SNSにアップする際に役立つでしょう。
『ふりホとは(商品・料金)』振袖の選べる種類も多彩!約1,500種類ご用意!
「ふりホ」では、なんと約1,500種類からお好きな振袖を選べます。デザインも王道華やか・かわいい・レトロモダン・モードなど、ラインアップが豊富なことも自慢です。きっとお気に入りの1着が見つかるでしょう。
「ふりホ」ではディズニーとのコラボ振袖も用意しており、ディズニーファンの方にもおすすめです。新成人の振袖にふさわしいイメージで、人気キャラクターやプリンセスを和風にデザインした振袖の数々は、個性的な印象に仕上げたい方からも支持されています。
『振袖ラインアップ』前撮り撮影時や成人式当日はもちろん!振袖の長期レンタルが可能
©Disney
レンタルした振袖は、前撮り撮影や成人式当日だけでなく、長期間の貸し出しも可能です。お気に入りの振袖を、着たいときに好きなだけ着られるのでお得といえるでしょう。
成人式に来られない遠方のご祖父母に振袖姿を見せたり、振袖を着てお出かけしたりと、さまざまなシチュエーションで振袖をお楽しみいただけます。また、レンタルした振袖を返却する際はクリーニング不要なので、直前までお気に入りの振袖を堪能できるでしょう。
振袖の着こなしの参考に!「ふりホ」公式インスタグラムアカウント
「振袖の着こなし方が分からない」「成人式に着るおすすめの振袖を知りたい」というときにおすすめしたいのが「ふりホ」の公式インスタグラムアカウントです。
普段着なれていない振袖は、どのようなアイテム小物を合わせればいいのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。「ふりホ」の公式インスタグラムアカウントには、成人式の振袖選びに役立つ情報が満載です。ぜひ、参考にしてみてください。
『ふりホ公式インスタグラムアカウント 』ふりホのQ&A|気になる疑問を解決!
ふりホの疑問1|品質は大丈夫?
振袖は正絹を中心とした高品質な振袖をご用意していますのでご安心ください。グループ会社の「京都豊匠」で一括管理しているので、間接コストを省き、品質の高い振袖をリーズナブルな価格でご提供しています。
ふりホの疑問2|実際は高い振袖もあるのでは?本当に一律価格?
新作振袖、受賞振袖、Disneyデザイン振袖、ブランド振袖、どの振袖を選んでも追加料金は一切ありません。高品質・約1,500種類の振袖を、全て安心の一律価格でご提供しています。
ふりホの疑問3|振袖だけの価格なの?
成人式当日の振袖レンタルと前撮りがセットになったプランです。振袖には帯や小物一式はもちろん、着付けに必要な小物10点もご用意しております。前撮り撮影時は着付け・ヘアセットもついて、さらに写真集タイプの豪華アルバム(10ページ12カット)もセットになっていますので、全てまとめてお任せいただけます。
ふりホの疑問4|たくさんの中からどうやって選べばいいの?
「ふりホ」ならWEBカタログで好きな色やイメージで絞り込んで選べるから簡単です。すきま時間を使って気になる振袖をいつでも、どこでもチェックできます。気になった振袖はバーチャルフィッティングアプリで試着体験できるので、遠く離れたご家族や友達にもシェアしてゆっくりじっくり選べます。展示会で試着もできますので、最寄りの会場でぜひお手に取ってお確かめください。
ふりホの疑問5|いつ予約したらいい?早く予約しなくて大丈夫?
人生の大きな節目である成人式の振袖を何年も前に予約するのは早すぎませんか?「好みも変わるし不安がいっぱい......。」そんな声から生まれた「ふりホ」なら振袖選びは急がなくてもOK!成人式の直前でもご予約いただけます。毎年トレンドに合わせた旬の品揃えをしているので、豊富なラインアップからお選びください。
※1年〜2年前のご予約からお受けしています。
まとめ
成人式当日のヘアメイクや着付けは、一般的に1時間~2時間半かかります。着付けの予約時間は、着付けにかかる時間や式場までの移動時間だけでなく、1時間ほどプラスして設定しておくと余裕をもって進められます。
式典当日に記念写真撮影することも可能ですが、慌しくなってしまうことが予想されるため、前撮り撮影しておくのがおすすめです。
「ふりホ」では、前撮り撮影と振袖レンタルがセットになったプランをご用意しています。成人式というまたとない機会を、ステキな写真に残しましょう。
『ふりホのご予約・ご相談会』