その2
一生食べることに困りませんように
『百日祝い(お食い初め)』
百日祝いは、平安時代から続く行事で、生後100日目頃、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて行います。お食い初めとも言われ、赤ちゃんの初めての食事をお祝いするものです。といっても、実際はまだ食べられませんので食べる真似をします。献立は地域ごとに異なるようですが、鯛、赤飯、吸い物、煮物、香の物等、大人が食べる食事と同じ、一汁三菜を用意しましょう。それらを箸でつまみ、赤ちゃんの口元へ運んで食べさせる真似をします。祖父母等、儀式に参加する年長者が行うと、長寿にあやかるという意味で縁起が良いと言われています。
また、歯が丈夫になることを願う歯固め石も準備しましょう。つるつるした丸い石であれば色や形、大きさは問いません。お宮参りをした神社からもらうのが理想ですが、河原等で拾ったものでもいいでしょう。しっかり洗い、熱湯で消毒してください。お食い初めの最後に、箸で歯固め石に触れ、その箸先を赤ちゃんの歯茎にそっと当てて儀式を終えます。成長も健康も長寿もすべては食事が源です。その最初の記念日である百日祝い。ぜひ赤ちゃんを囲んで思い出に残る日にしてください。
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