その2
いろんな『見える』でえがお
視覚は五感の中でも特に情報量が多い感覚と言われます。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは黒、白、グレーしか区別できず、成長とともに視覚を発達させていきます。生後1週間頃には動くものにも反応。ママやパパの顔をじーっと見るのは、表情の動きに好奇心が刺激されるからかもしれません。生後2、3月頃には少しずつ動くものを目で追い、色を認識するようになってきます。そんな限られた視覚の赤ちゃん、どうしたらえがおになってくれるのでしょう。そのポイントは「変化」。例えば、「いないいないばあ」は誰も見えないところに、突然、大好きなママやパパの顔が現れるギャップが驚きと喜びを与えます。「高い高い」は次々と変わっていく視界の変遷と浮遊感が新鮮なようです。そう考えると「いないいないばあ」なら、何回かに1回、思いきり¨変顔¨を混ぜてみる、「高い高い」なら、ママやパパの体の向きを少しずつ時計回りに回転させてみると、「変化」の落差とバリエーションが増します。新鮮な発見は脳の発達も促してくれそうです。何を見たら笑ってくれるだろう。そんな赤ちゃんの好きな「変化」を探す気持ちで取り組むと楽しそうですね。いろんな『見える』でえがお。赤ちゃんはもちろん、ママもパパも、えがおになりますように。
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