その1
【お盆】
「精霊馬」で、ご先祖様をお迎えしよう。
お盆は年に一度先祖の霊をお迎えする行事。
お盆は家族や親戚が集まり、ご先祖様等の霊が安らかに成仏してもらえることを願う行事。地域で期間は異なりますが、8月の13日~15日の3日間を指す地域が多いようです。13日の夕方に迎え火を焚いて先祖の霊をお迎えし、お盆期間は飲食等の供養をします。15日の夕方には送り火を焚きお帰りいただきます。
ご先祖様の乗り物「精霊馬」をつくろう。
お墓参りでキュウリやナスに割りばしを刺した置物を見たことはありませんか。これは「精霊馬」といって、ご先祖様をお迎えしたり、お送りしたりする乗り物です。すらっとしたキュウリに割りばし等を刺したものは、足の速い馬のように見えます。これはご先祖様がいち早く家にたどりついてほしいとの思いを込めたもの。一方、ふっくらとしたナスに割りばしを刺したものは、ゆっくり動く牛のようです。名残惜しい気持ちをこめて、時間をかけて帰っていただくために牛に乗っていただきます。
意味を理解したら、お子さまといっしょにつくってみましょう。ナスとキュウリを用意して、割りばしを4本ずつ同じ長さに切り、動物の足のように刺せば完成です。お迎えする方が親しい方なら、トマトやピーマン等でアレンジしてもいいでしょう。親子で楽しく作れば、きっと喜んでいただけるはずです。今年のお盆は、ぜひ親子で「精霊馬」を、つくってみてください。