その6
【お正月】
お正月飾りをわが家流にアレンジ!
年神様をおもてなしするお正月飾り。
クリスマスが終わるといよいよ年末年始。大掃除して今年のホコリを祓いながら、お正月の準備を進めましょう。みなさんのご家庭では例年、門松やしめ縄、鏡餅などを飾っていますか。家の門の前などに立てる門松は、新年の神様、年神様が家を見つけやすくする目印の役割。しめ縄は神様と人の世界を分ける境界線となり、鏡餅は家に招いた神様の居場所になると言われています。そもそもお正月行事は、年神様に一年分の力を授けていただくために、家にお迎えし、おもてなししてお見送りすることが起源だと考えられています。飾る時期は、12月29日は「苦」に通じて縁起が悪く、31日では「一夜飾り」といわれ神様に失礼に当たるため28日までか30日に済ませるとよいでしょう。
ご家庭に合わせて、無理なく取り入れてみて。
そんな願いや意味が込められているお正月飾りですから、このお正月はぜひ飾ってみましょう。最近ではスーパーや100円ショップなどでも手軽に購入できます。自宅に鉢植えがあるなら、竹の飾りを買い足して中央に置くと門松が完成。さらには松の枝をグラスに挿して水引を巻くだけでオリジナルの門松になります。鏡餅は1月11日の鏡開きで(一部地域では15日)、年神様が宿っていたお餅を体内に取り込むことに意味があると言われてきましたが、近年では多様化し新年を祝うものとして木製や磁器製、ガラス製などの毎年飾れるオブジェも人気です。伝統や慣習にとらわれず、ご家庭の都合に合わせて無理なくお正月飾りを楽しんでみてください。