その6
「そろそろ卒業離乳食~日光浴と骨の発達について」
そろそろ卒業離乳食
まいぺーす離乳食が始まって1年。毎日の食事だけでも大変なところ、初めての食事をする赤ちゃんと向き合ってきたおうちの方、お疲れ様でした。思い出せないほど、様々なことがあったと思います。でもそれは、いつも一生懸命だったから。その気持ちも力も赤ちゃんにはしっかり伝わって、親子ともに成長しましたね。これからも食事は続きます。「頑張りすぎず、手を抜かず」、楽しい食事の時間、食の記憶になりますように願っています。
日光浴と骨の発育
紫外線が気になる時期になりました。ママの中には過度に浴びることでのシミ・シワなどへの影響が気がかりという方も多いかもしれません。でも、赤ちゃんにとっては紫外線を適度に浴びることは健やかな成長につながります。魚介類やキノコ類など食品からとるビタミンDは紫外線を浴びることで活性化されます。そのビタミンDは骨の形成と成長促進に大切な栄養素です。紫外線を過剰に防御したり、室内で過ごすことが続いたりすると、正常な骨の発育が妨げられO脚や小児ではくる病、成人では骨軟化症を引き起こす原因になることがあります。季節・時間帯・地域などによる差もありますが、1日15分程度の日光浴をすると良いでしょう。その際はお出かけしないでも大丈夫。おうちの日当たりのよい場所で、空気の入れ替えも兼ねて窓を開け、少しの間、日光を浴びるだけで効果が期待できます。その時は、手の甲など、日光が皮膚に直に当たる部分をつくってくださいね。日光浴しながら、適度に空気を入れ替えて、おうち時間を親子で健やかにお過ごしください。
監修:湯澤敏子(管理栄養士・宇都宮文星短期大学教授)
1984東京家政大学栄養学科管理栄養士専攻卒業、1984鹿沼市役所保健センター勤務(栃木県内市町村管理栄養士として初)、(株)帝国繊維、栃木県立衛生福祉大学校等の非常勤勤務、2005宇都宮文星短期大学栄養士ユニット開設から現在に至る。