その6
お産の入院準備
赤ちゃんに会えると思うと、楽しみや不安でドキドキする方も多いと思います。急な入院の場合も慌てることがないように、妊娠後期の28週頃から、入院準備をしておきましょう。
準備した荷物の置き場所をパパや家族に伝えておいて、突然入院になった場合、すぐに持ってきてもらえるようにしておいてください。自分で購入する前に、産院が用意しているもの、産院で購入するお産セット、レンタル品などを聞いておくと無駄を省けます。お産の時に着る分娩着や帝王切開の時に着る術衣、赤ちゃんのオムツ、ミルク、哺乳瓶などは産院で用意している場合が多いようです。売店やコインランドリーはあるでしょうか。面会できそうですか。また、家族に買い出しや洗濯を頼めるのかどうかによっても、パジャマや下着などの準備枚数が変わってきます。産院に確認してから、入院準備をしましょう。
【入院準備物チェック】
■診察券
■保険証
■母子手帳
■印鑑
■ボールペン
■パジャマ(前がボタンで開くタイプか授乳用)
■下着
・授乳用ブラジャー(ワイヤーの入っていない前開きタイプ)
・産褥ショーツ(防水になっていて、股の前の部分がマジックテープで開くタイプ)
■骨盤ベルト(妊娠中に使用していたベルトがあれば。妊娠中使っていない場合は、産院で助産師に相談してからの購入もおすすめ)
■お産用ナプキン(産院のお産セットなどに用意されていることも多い)
■母乳パット(必要な場合と必要でない場合があるので、買い過ぎ注意)
■ストロー付きペットボトルキャップ(お産中、横になった姿勢でも飲めるように)
■お水、スポーツ飲料やゼリー飲料など手軽にすぐ飲めるものや食べれるもの(お産中の水分とエネルギー補給のため)
■予備用マスク
■スリッパ
■タオル、バスタオル
■洗面用具(歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔ソープなど)
■スキンケアセット(化粧水、乳液、リラックスできる香りなど)
■ティッシュ、ウエットティッシュ(ベッド近くに置いて、すぐ手が拭けると便利)
■携帯やカメラ(充電器も)
■小銭(自動販売機やコインランドリーなどで必要なこともあるので念のため)
■防寒着(カーディガン、足元が冷えないよう靴下やレッグウォーマー)
■退院の時に着るママと赤ちゃんの服(ママの身体を締め付けないゆったりとしたもの。赤ちゃんの短肌着、長肌着かコンビ肌着、ベビードレスなどの服、靴下、おくるみかバスタオル)
■ガーゼのハンカチ(赤ちゃんのお口を拭いたりする)
■チャイルドシート(車にセッティングして使い方を確認しておく)
■指輪やネイルは外しておく
体調に合わせて無理はせず、余裕をもって、楽しみながら、準備していきましょう。
監修:記野絵美(助産師、看護師)
看護専門学校助産師学科卒業。総合病院、産婦人科クリニックで勤務後、公益社団法人桶谷式母乳育児推進協会桶谷式乳房管理士の資格を取得し、郡山里の母乳相談室桶谷式代表を務める。