その3
おむつかぶれを防ぐ
かぶれの原因を寄せつけないこと。 排泄物でおしりが汚れるのは避けられませんが清潔を心がけ、おむつ内環境を整えてあげましょう。
こまめなおむつ替えがいちばん
授乳や離乳食の前後、ねんねから目覚めたあとなどはおむつを見てあげて。おしっこやうんちに気がついたら、すぐにおむつ替えをしましょう。皮膚がおしっこでぬれたままや、うんちで汚れたままの状態にしておかないことが予防の基本です。
おむつ替えのときのおしりケア
おしっこやうんちを肌に残さないように、やさしくふきとります。肛門周辺や外性器だけでなく、太もものくびれや下腹部も清潔に。ぬるま湯をふくませたコットンやおしりふきを交換しながら、こすらないように注意して汚れを除きます。
~女の子の場合~
外性器をふくときは前から後ろに。後ろからふくと腸内細菌が外陰部から侵入して「外陰部腟炎」や「膀胱炎」を起こす心配があります。また、ゆるいうんちは外陰部までまわり込むことが。指で陰唇をそっと広げ、汚れていればきれいにふきとりましょう。
~男の子の場合~
おしっこのときは、亀頭部に水けを残さないようにそっとふきます。うんちのときは、おちんちんやタマタマの裏側にこびりついていることもあるので、ふき残さないようにしましょう。
下痢のときはおしりを洗って!
下痢をするとおしりは広範囲にわたって汚れます。小さなコットンでふいただけではなかなかきれいにならないし、たび重なる排便で刺激にさらされている皮膚を無理にこすると、傷つける原因に。できるだけ洗ってあげましょう。
~座浴~
ざっと汚れをふきとったあと、専用の洗面器にはったぬるま湯の中で、おしりだけ洗います。後始末をきちんとできれば、洗面台で洗ってもいいかもしれませんね。
~シャワーで~
ひとり座りができる、または支えていれば立てる赤ちゃんなら、シャワーもOK。ただ、滑って転ばないように注意しましょう。
~ペットボトルに入れたぬるま湯で~
首のすわらない時期におすすめのカンタン洗いです。おむつ替えのとき紙おむつをしいたまま、ぬるま湯をかけながら手早く洗い流します。
おしりを乾燥させてムレ対策
湿気が肌に残っているとムレの原因になります。おしりを洗ったり入浴させたりしたあとは、やわらかいタオルなどを押し当てるようにして、こすらずに水分を吸いとりましょう。その後、よく乾かしてからおむつをあてます。また、たまにはおむつをはずしておしりを外気浴させてあげましょう。
〈出典元〉
花王株式会社Webサイト 赤ちゃんとママ・パパのための情報「お肌の気がかり おむつかぶれを防ぐデイリーケア」