その47
食中毒予防は温度管理でラク!
菌が心地よい温度を避ける!
蒸し暑い時期、みなさんは食中毒、気を付けていますか。「しっかり加熱すれば大丈夫」と思っている方、ご注意ください。カレー等、鍋で作った料理をそのまま放置すると、細菌が増殖してリスクが高まります。ほとんどの菌は熱に弱いのですが、ボツリヌス菌等、沸騰したお湯の中でも死なない菌もいます。そこで、大切なのがそもそも菌を繁殖させないこと。細菌にとって快適な温度帯は20度~60度と言われています。いち早くその温度帯を避けることが繁殖を抑えるコツです。でも、鍋を熱い状態で冷蔵庫に入れても、鍋の中心ほど温度が下がりにくく、庫内の温度が上がって庫内全体にリスクが生じます。鍋ごと水や氷に浸して温度を下げてから冷蔵庫で保管しましょう。小分けにしてバット等の上で冷ますことも有効です。暑い時期は、残った料理を安全に保管することまで調理の一連の流れとしてとらえましょう。食中毒予防は要点を抑えた温度管理でラク家事してみてください。
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