その9
子どもの日常生活で気をつけること
~夏編~
赤ちゃんの肌は刺激に敏感です。5~9月には紫外線が特に強くなりますが、長時間、強い紫外線を浴びると、日焼け(炎症)や乾燥、肌のかゆみを引き起こすことがあります。
外出する場合は紫外線の強い10~14時を避ける、帽子・ベビーカーの日よけを使用する、肌が出ている部分には日焼け止めを塗るなど、紫外線対策をしっかりとしましょう。また、汗対策も大切です。汗による刺激で肌がかゆくなって、かきこわしてしまうと「とびひ」などを引き起こすこともあります。
特に汗のたまりやすい首、耳の周り、肘の内側、膝の裏側などは、ウエットティッシュやタオルなどでこまめに汗を拭いたり、帰宅後にはシャワーで汗を流しましょう。そして、汗を流した後は必ず保湿しましょう。夏場もクーラーなどで意外に肌は乾燥しています。
<参考文献>
水野克己・下条直樹・馬場直子編著 (2016) 『子どものアレルギー×母乳育児×スキンケア』 南山堂