その12
いろいろな保湿剤があるけれど…
何が違うの?
保湿剤は、配合されている成分によって「肌にうるおいを与えるタイプ」と「肌表面を保護するタイプ」の2種類に大きく分けることができます。
主な配合成分のはたらきや特徴を下記にまとめましたので、選ぶときの参考にしてください。スキンケアは毎日コツコツ続けることがポイントです。肌の状態や塗布部位、季節などによって塗り分けることも大切ですが、何よりも「使いやすいもの」を選ぶことをおすすめします。
保湿剤の種類
皮膚表面を保護するタイプ(ワセリンなど)、皮膚にうるおいを与えるタイプ(セラミド、ヘパリン類似物質、尿素、ヒアルロン酸など)
肌表面を保護するタイプ | 肌にうるおいを与えるタイプ | |
---|---|---|
はたらき | 肌の表面に油脂性の膜を作り、水分の蒸発を防ぐ | 肌にうるおいを与え、高い保湿効果を発揮する |
主な成分 | ワセリンなど | セラミド、ヘパリン類似物質、尿素、ヒアルロン酸、スクワランなど |
特徴 | べたつくが、保護力は高い | べたつきが少なく、のびが良い |
<参考文献>
江藤隆史監修 (2016) 『子どものアトピー性皮膚炎正しい治療法』 講談社