その9
ぬいぐるみと一緒にねんね
ぬいぐるみは安心してねんねできるパートナー!
体と心の睡眠スイッチをONにする「ねんねルーティン」のアイデア!
今回は、そばにいると安心する「ぬいぐるみ」のパワーを活用したおやすみ習慣をご紹介します。
子どものころはお気に入りのぬいぐるみを持っていたなあ、と懐かしく感じるママも多いのではないでしょうか?
ぬいぐるみは ままごとやお人形遊びといった場面だけでなく、実はねんねのときにも大切なパートナーになるのです。
ママと少しでも離れてしまうとさみしい…と感じてしまう子どもには、ぬいぐるみとのねんね習慣が効果的かもしれません。
〈対象年齢〉生後6カ月~1歳ごろから
生まれたばかりの赤ちゃんは 睡眠時に安定して呼吸できるよう、細心の注意が必要です。
ぬいぐるみと一緒に眠るのは、ひとりで寝返りを打てるようになり、また顔を覆うものを自分で払いのけられるようになってからにしましょう。
〈ぬいぐるみの選びかた〉
ママとのスキンシップの感覚に似た、やわらかくやさしい素材のものがベスト。
子どもがたくさん触ったりなめたりするので、洗濯のしやすさも大切です。
重すぎるものは子どもが自由に移動しにくく、ねんねのときは顔にかぶさってしまうと窒息の恐れもあるので避けましょう。
また「タグのツルツルした感じを触るのが好きみたい」「タオル地になっている部分の噛み心地が気に入っているみたい」といった、わが子ならではのこだわりもあるよう。
いろいろなものを試して、お気に入りを見つけましょう。
〈ぬいぐるみとのねんねルーティン〉
ぬいぐるみに名前を付け、「わが子のねんねのパートナー」として接しましょう。
就寝時は「〇〇ちゃんと一緒に□□(ぬいぐるみの名前)もねんねするよ」と声をかけて、子どもと一緒にふとんをかけます。
「□□のおなかをポンポンして、ねんねしてもらおうね~」など、寝かしつけのまねっこ遊びを取り入れてもいいですね。
はじめのうちは子どもを真ん中にした川の字で、愛着心が育ってきたら ぬいぐるみを真ん中にした川の字で横になってみて、少しずつママとの物理的な距離を取っていきます。
ママの代わりにぬいぐるみがいれば安心して眠れる、という状態になれば、セルフねんねの第一歩!
フランスではこうした「添い寝のための布やぬいぐるみ」のことを「ドゥードゥー」と呼び、一人寝ができるようになったあとも大人になるまで大切にそばに置いておくのだとか。まさに人生のパートナーですね。
安心できる存在として「ぬいぐるみ」をベッドに招き、ねんね習慣づくりに挑戦してみてはいかがですか?