その12
「みんな大好き!いないいないばあの秘密」
変顔は禁物!?いないいないばあで赤ちゃんが笑う本当の理由
生後180日を過ぎると、生後まもない頃と比べてずいぶんと表情豊かになります。この時期は脳が発達し、記憶力もついてくる頃。そこでオススメなのが、王道のあやし遊び「いないいないばあ」!この遊び、実は赤ちゃんの記憶力を利用したものなのです。
「いないいない」と言って両手で隠した顔を「ばあ!」のタイミングで見せると、赤ちゃんはとても面白そうに笑ってくれますよね。実はこれは、面白い表情を見て笑っているのではありません。生後6カ月ごろから短期的な記憶力が備わり始めると、目の前の光景に対して「さっきはこうだった」「次はこうなるかも」と予測ができるようになるのだとか。つまり赤ちゃんは、自分の記憶を頼りに「ママがいなくなった!でもさっきまでそこにいたはずだ。だからきっと、また出てきてくれるはず…」と、ママの再登場をドキドキして待ち構えているのです。ママの顔が見えた瞬間、やっぱり思った通りだ!と嬉しくなって笑ってしまうんですね。
赤ちゃんを喜ばせるコツは、顔を隠す前と後で表情を大きく変えないこと。「やっぱりママがいた!」と安心して喜んでもらうために、ふだんの笑顔で再登場してあげましょう。絵本やハンカチ、枕など、顔を隠すものを工夫して、日常のいろいろな場面でいないいないばあを楽しんでくださいね。
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