結婚式の前撮りを徹底解説｜
メリットから費用相場・時期・衣装まで

結婚式の前撮りは思い出作りのための大切なイベントです。しかし、中には「結婚式をするのに、わざわざ前撮りする必要があるのか」と迷っている方もいるのではないでしょうか。

前撮りをするかしないかの選択をするには、まず前撮りの全体像とその魅力を把握することが大切です。そこでこの記事では、前撮りをするメリットから費用相場、撮影方法、おすすめの時期、衣装、写真の活用方法まで、結婚式の前撮りについて徹底解説します。

前撮りとは、結婚式の前に撮影だけの日を設けて記念写真を残すことです。前撮りでは結婚式での撮影とはまた違った雰囲気の写真が撮れます。撮影のためだけに時間を作ることで、式中には表現しにくい演出にも挑戦でき、自分たちらしさや理想の仕上がりを追及できるでしょう。

前撮りは思い出を形に残すためだけに実施するのではありません。2人で一緒に撮りたい写真のイメージを考えたり撮影をめいっぱい楽しんだりすることで、幸せな時間が増え、結婚式本番に向けてワクワクした気持ちがより一層高まる点も魅力です。

前撮りは実際に結婚式を控えた多くの新郎新婦が実施していますが、その魅力はいったいどのような部分にあるのでしょうか。ここからは、結婚式の前撮りをするメリットを5つ紹介します。前撮りを実施すべきかどうかの判断材料になるでしょう。

前撮りのメリットは、落ち着いた環境でじっくりと撮影だけに集中できることです。結婚式当日も写真は撮れるものの、ゲストを招いてさまざまなプログラムを進めていくため何かとバタバタしてしまいます。時間をかけて構図やポーズにこだわったり、新郎新婦2人だけで撮影を自由に楽しんだりすることは難しいでしょう。

前撮りでは入念に打ち合わせをして、さまざまなポーズや演出を試し、2人の理想とこだわりが詰まった写真を残せます。万が一結婚式で思い通りの写真が撮れなかった場合も、先に前撮りを済ませておけば安心です。

最近は新型コロナウイルス感染症の影響により、時間短縮や少人数での結婚式を選択する方が増えており、お色直しの回数も泣く泣く減らすことがあるようです。前撮りでは結婚式とは別の衣装が選べます。好みのデザインがたくさんあれば、複数着用してもよいでしょう。前撮りをすれば「あの衣装も着たかったな」と後悔することなく、思う存分すてきな思い出が作れます。

前撮り写真は、結婚式のウェルカムスペースの装飾品や演出用のムービー、その他ペーパーアイテムなどに使用できます。結婚式に出席した際に、新郎新婦の幸せいっぱいの写真が飾られたウェルカムボードを見たことがある方も多いのではないでしょうか。結婚式の装飾アイテムに写真を使う場合は、印刷や編集する作業時間を考慮して余裕をもった撮影スケジュールを組みましょう。

前撮りでは結婚式さながらの装いで撮影するため、着慣れない衣装の扱いや普段とは違う雰囲気に慣れるチャンスになります。前撮りをすることで結婚式の「予行演習」ができ、当日の振る舞いにも余裕が生まれるでしょう。また、前撮りではヘアセットやメイクもしてもらえるため、結婚式当日に向けて髪色のバランスや美容のケアなど気にかけるべき部分が把握できます。

前撮りはゲストを呼ばずに新郎新婦だけで実施するため、結婚式のように周りを気にする必要がありません。2人だけのリラックスした空間で、自分たちらしい自然な写真が残せるでしょう。前撮りは密を作らず安心して楽しめる「もうひとつのウエディング」になり、特別な思い出作りができます。

前撮りの費用は、5万円~15万円程度が相場とされています。ただし、依頼する業者やプランの内容によって差があり、ロケーションや演出にこだわって撮影する場合は20万円以上かかるケースもあるでしょう。費用に影響する項目を以下にまとめました。

• ・撮影カット数
• ・衣装の着数
• ・撮影場所
• ・曜日
• ・カメラマンの指名料の有無
• ・商品やデータの購入

結婚式の前撮りには「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」2つのパターンがあります。それぞれの特徴を理解し、2人の希望が叶う最適な方法で撮影を楽しみましょう。ここからは、スタジオ撮影とロケーション撮影のそれぞれの魅力を具体的に紹介します。

スタジオ撮影とは、写真の専門業者が用意するスタジオ内で撮影する方法です。本格的な撮影環境で、ハイクオリティの写真が残せます。撮影セットや小物が充実しているスタジオなら、好みに合わせてさまざまなシーンが演出できるでしょう。

移動を伴わず着替えからヘアセット・メイク、撮影までが1ヵ所で完結するのも魅力です。天候に左右されることがないため、雨天でも実施でき、暑い日や寒い日も快適に撮影が楽しめます。

ロケーション撮影とは、屋外で撮影をすることです。プランの内容にもよりますが、基本的にロケ地は好きな場所を選べます。2人の思い入れのある場所や写真映えする観光地、歴史を感じる建物など、選択肢はさまざまです。

「おしゃれで都会的な」「自然豊かな」「リゾート感あふれる」など、好みのテーマに合わせた演出ができ、旅行気分で撮影が楽しめます。ただし、天候に左右されやすい点には注意が必要です。

おすすめの前撮り時期は結婚式の約3ヵ月前が目安です。撮影からデータがもらえるまで2週間~1ヵ月程度かかるため、結婚式で写真を使用したい場合は必ず間に合うように余裕をもって撮影しましょう。

ロケーション撮影をする場合は、桜や紅葉のシーズンを狙うのもおすすめです。春（3月~5月頃）と秋（10月~11月頃）は、穏やかな気候の中で季節感のある写真が撮れるため撮影希望者が増えます。この時期にロケーション撮影をしたい方は、早めに予約することが大事です。

婚礼衣装には洋装と和装がありますが、それぞれの衣装にはさらにいくつかの種類が存在します。ここでは新郎新婦が着る衣装にどのようなものがあるのか紹介します。どの衣装で前撮りの写真を撮りたいかイメージを膨らませましょう。

新婦の衣装といえば、純白のウエディングドレスです。一口にウエディングドレスといっても、フワッとボリューミーな「プリンセスライン」や、メリハリのあるシルエットが魅力の「マーメイドライン」など、さまざまな種類があります。披露宴のお色直しや二次会では、ピンクやブルーなど色鮮やかなカラードレスを着る方が多いでしょう。

和装の花嫁衣装には、神秘的な白無垢をはじめ、華やかな色打掛や引き振袖があります。結婚式当日はドレス、前撮りでは着物を着て、洋装・和装の両方を楽しむ方も多いようです。

新郎は洋装の場合、タキシードや燕尾服、フロックコートを着るのが主流です。色は黒や白、グレーが定番ですが、最近はおしゃれで個性的なデザイン・色の衣装も多数登場しています。新婦のドレスと雰囲気を合わせ、新郎新婦で統一感のあるコーディネートを心がけましょう。

和装の場合は、紋付羽織袴を選ぶのが一般的です。新婦が正礼装の白無垢や色打掛を着る際は、新郎も同じく正礼装の「黒紋付羽織袴」を着用するのが基本ですが、最近は準礼装にあたる黒色以外の「色紋付羽織袴」も人気があります。

ここでは、結婚式の前撮りのフォトスタジオ探しから撮影当日を迎えるまでのおおまかな流れを紹介します。スムーズに進めるためのポイントや注意すべき点も解説するので、4つのステップをひとつひとつ確認し、満足のいく前撮りを成功させましょう。

まずは、理想とする写真の仕上がりをイメージしましょう。SNSや雑誌等を参考にして、好みの雰囲気のウエディング写真をリサーチします。

イメージが固まったら、次は前撮りの条件を決める工程です。「スタジオ撮影とロケーション撮影のどちらがよいか」「洋装と和装、どんな衣装を着たいか」「予算はいくらか」など理想の条件を明確にし、それらを満たすフォトスタジオを探します。

依頼するフォトスタジオが決まったら予約をします。撮影までに打ち合わせがあることがほとんどですが、複数回実施される場合や1回だけの場合、または打ち合わせから撮影までを1日で終えられるケースもあるようです。予約をする際に、打ち合わせの回数やおおまかな流れを確認しておきましょう。また、写真を結婚式当日の装飾アイテムとして使いたい場合は、データの納期も確認しておくと安心です。

フォトスタジオによっては、直接身につける肌着類は自分で用意しなければならない可能性があります。例えば、洋装の場合はブライダルインナーやストッキング、和装の場合は肌襦袢や足袋などです。

貸し出してもらえてもレンタル料がかかる場合があるため、事前に確認が必要です。撮影用の小物を持ち込みたい場合にも、持ち込みの可否、持ち込み料の有無を確かめておきましょう。

撮影の日が近づいてきたら、エステやネイル、毎日の保湿など、美容のケアを念入りにしておくのがおすすめです。当日までの数日間は体調管理を徹底し、規則正しい生活を送りましょう。美しく健康的な姿で撮影が楽しめるよう、万全の状態を整えることが大切です。

前撮り写真は「結婚式当日のウエディングアイテムとして使える」というメリットがありますが、実際どのようなシーンに使われているのでしょうか。ここでは、多くの結婚式で実践される前撮り写真の活用方法を4つ紹介します。

ウェルカムボードとは、結婚式の入り口やゲストの受付・待合室などに飾る装飾品のことです。イーゼルの上に置かれたボードに新郎新婦の名前や結婚式の日程が記載されており、ゲストを出迎える役割を担います。前撮りの写真を使って作成すれば、2人らしさを表現したすてきなウェルカムボードになるでしょう。

披露宴の演出としてオープニングムービーやプロフィールムービーを流す場合も、前撮りの写真が大活躍します。結婚式とは別の衣装の前撮り写真を使用すれば、ゲストに違った雰囲気の花嫁姿を見てもらえるのがうれしいポイントです。

プチギフトとは、結婚式に出席してくれたゲストに感謝の気持ちを込めて、新郎新婦が手渡す小さな贈り物のことです。ちょっとしたお菓子や飲み物、タオル、入浴剤などが定番的に選ばれます。プチギフトに添える小さなカード「サンキュータグ」に前撮りの写真を印刷すれば、グッと特別感が増し、独創的でおしゃれなプチギフトになるでしょう。

前撮りの写真を使って、結婚の報告や結婚式のお礼状を作成するのもおすすめです。クリスマスカードや年賀状にする場合も、結婚式当日の写真を使うより、前撮り写真のほうが早くデータが手元に届くため余裕をもって準備できます。前撮り写真をはがきにすることで、結婚式に参加できなかった方にも2人の幸せな姿を見てもらえるでしょう。

大人も主役になれるスタジオアリス HALULUでは、結婚式の前撮りやフォトウエディングを承っております。650着以上の衣装を豊富に取り揃えており、ヘアセットやメイクまで全ておまかせいただけるので安心です。

さらに、オリジナルの背景やシンデレラの衣装を再現したドレスもご用意しております。スタジオアリスHALULUでしかできないスペシャルな体験をお楽しみいただけるでしょう。

また、スタジオアリスHALULU限定デザインのアルバムやウエディング専用のウェルカムボードといったフォトアイテムも充実しております。特別な日の思い出を、お気に入りの形で残しませんか。

前撮りには「じっくり落ち着いた環境で撮影できる」「結婚式とは別の衣装が楽しめる」「仕上がった写真は結婚式の装飾アイテムに使える」など、多くのメリットがあります。結婚式本番に向けてさらに幸せな気持ちが高まるイベントになるでしょう。「もうひとつのウエディング」として、特別な思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。

スタジオアリスHALULUでは豊富な衣装やスペシャルな撮影セットをご用意し、最高のウエディングフォトを残していただける環境を整えております。前撮りをお考えの方は、ぜひスタジオアリスHALULUをご利用ください。撮影のご予約はスマホやパソコンからが簡単です。

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