vol.42歯固めはいつから使うもの？効果とやめどき選び方のポイントも

歯固めは、乳歯が生え始める少し前ぐらいから使うとよいといわれています。とはいえ、赤ちゃんの成長はあっという間です。「気が付いたら、いつの間にか乳歯が生えていた」というようなことにならないように、ここでは歯の成長目安や生え始めのサインをチェックしましょう。

赤ちゃんの歯の成長には個人差がありますが、主な目安は以下のとおりです。

• ・生後6カ月~7カ月ごろ…下の前歯が2本生える
• ・生後8カ月~12カ月ごろ…上の前歯が2本生える（計4本）
• ・生後11カ月~12カ月ごろ…前歯のサイドに1本ずつ生える（計8本）
• ・生後18カ月ごろ…奥歯が1本ずつ生える（計12本）
• ・生後20カ月ごろ…犬歯が生える（計16本）
• ・生後24カ月ごろ…一番奥の歯が生える（計20本）

6カ月~7カ月ほどのずれは比較的よく見られるため、目安の時期より遅くても早くても過剰に心配する必要はありません。

赤ちゃんの歯が生え始める数日前には、さまざまなサインが見られるといいます。

• ・よだれをたらやしやすくなる…体が乳離れに備えて成長するため
• ・ぐずりやすくなる、なんでもかむ…歯が生えることによるムズムズ感から
• ・歯茎の腫れ、出血…歯の生え始めに歯茎が圧迫されるため
• ・微熱が出る…知恵熱（原因がはっきりしない熱）とも呼ばれる

ほかに問題が見られない場合、これらの状態は一過性のものであり、特に心配ないと考えてよいでしょう。しかし、何もせずに放っておくと別の問題を引き起こしてしまうかもしれません。以下のとおり適切な対処を心掛けましょう。

• ・よだれ問題…やわらかい布やガーゼで拭いてあげるほか、保湿をして肌トラブルにならないようにする
• ・ムズムズ問題…歯固めを与えたり、一緒に遊んだりして、気を紛らわせてあげる。
• ・歯茎問題…様子を見て、症状がひどい場合には病院へ行く
• ・微熱問題…様子を見て、高熱が出たり、ほかにも症状があったりする場合は病院へ。

歯固めをいつからいつまで使うか、歯固めを使うことの効果など、詳しい情報を知りたいママパパは多いでしょう。ここからは、歯固めの使い始めや使い終わりの目安などをまとめました。ただし、月齢などはあくまでも一般的な目安です。お子さまの成長や状況に合わせて、柔軟に対応しましょう。

歯固めの使い始めは、歯が生え始めるころがおすすめです。具体的には生後6カ月~10カ月ごろが一般的ですが、早い場合は生後4カ月ごろには生え始めるため、お子さまの成長に合わせましょう。

なお歯固めは、基本的に年齢制限や身長別のサイズ差などはありません。必要に応じてすぐ与えられるように、早めに買って準備しておくのもおすすめです。

歯固めを使うことで得られる効果はさまざまあります。ひとつは、赤ちゃんの歯や顎の発育促進です。歯固めをかむと、その刺激によって乳歯が生えてきやすくなるといわれています。また自然と顎を何度も動かすことにより、かむ訓練にもなるでしょう。

乳歯が生えるということは、母乳から離乳食へと移行する成長のサインです。歯固めを使って発育を促進したり、かむ訓練をしたりすることは、その移行をスムーズにしてくれるでしょう。

また歯固めは、かむことによる脳の活性化が期待できるほか、歯ぐずりの解消にも効果的とされています。さらに、なんでもかんでもかんだり、口に入れてしまったりすることによるけがや病気の対策にも使えます。

歯固めをやめるのは、「歯ぐずりが落ち着いてきた時期がよい」といわれています。一般的には1歳ごろを目安に歯ぐずりは落ち着いてきますが、同時に歯固めに自然と興味を示さなくなっていくお子さまも多いでしょう。

しかし個人差も大きいため、「周りの子はもう使っていないから」「恥ずかしい」などの理由で無理に歯固めをやめさせることは避けましょう。お子さまにストレスを与えてしまう恐れがあります。

歯固めとおしゃぶりはどちらも赤ちゃんがくわえるものですが、その役割はまったく異なります。ここでは、おしゃぶりの効果とやめる時期について解説します。歯固めとの違いを理解することで、誤って購入することがなくなるでしょう。

おしゃぶりを吸っている赤ちゃんは、ママのおっぱいを吸っているときに近い安心感を得ているといいます。つまりおしゃぶりはあくまで吸うためのものであり、歯固めの代わりにはなりません。

しかも乳歯が生えてくるころにおしゃぶりを与えていると、ムズムズ感からおしゃぶりをかんでしまう恐れがあります。さらに歯や顎が発達してくると、おしゃぶりをかみちぎってしまうことも。おしゃぶりと歯固めは成長や用途に合わせて使い分けることが大切です。

おしゃぶりをやめる時期は、生後5カ月~6カ月ごろがおすすめされています。おしゃぶりを長く使い続けると、歯のかみ合わせが悪くなったり、発声や他者とのコミュニケーションに関する発育を阻害してしまったりする恐れがあるといわれているためです。

しかし口唇欲求が強いお子さまの場合は、おしゃぶりを取り上げることが大きなストレスになってしまうかもしれません。おしゃぶりの代わりに歯固めを与えることでおしゃぶりに対する執着が落ち着くこともあるため、乳歯が生え始めてきた時期に合わせておしゃぶりから歯固めに移行することを試してみるのもよいでしょう。

状況次第では、歯固めがけがにつながる恐れもあります。転倒をはじめとした不意のアクシデントに対応するためにも、お子さまから目を離さないこと、歯固め自体も安全に配慮されたものを選ぶようにしましょう。ここでは、歯固めの選び方を解説します。

歯固めは、けがや誤飲に配慮された商品を選びましょう。とがったデザインのあるものはNGです。万が一ぶつかったり、上に寝転んだりした場合、けがをする恐れがあります。

ブレスレットデザインやストラップデザインにも注意が必要です。歯の発育が進むと、ひもをかみ切ってしまってパーツを誤飲してしまうかもしれません。サイズ感は小さすぎず、それでいてお子さまが握りやすいサイズであることも大切です。

歯固めは赤ちゃんが口に入れて使うため、常に清潔にしておけるようにお手入れしやすいものを選ぶことが大切です。歯固めを購入する際は、お手入れの方法にまでしっかりと目を通して選ぶようにしましょう。

具体的には煮沸消毒、水洗い、除菌グッズで拭くなどが挙げられますが、衛生面と手入れのしやすさを考えると、食器洗剤や食洗機で洗える歯固めが便利です。

歯固めの選び方によっては、歯や顎の発育だけでなく、五感の発達にも役立ちます。おすすめなのは、お子さまが興味を持ちやすく、視覚を刺激されやすいカラフルな歯固めです。

そのほかでは、振ることで音が鳴るものや、単純な仕掛けが施されているもの、いろいろな形がセットになったものなども、お子さまの五感や知的好奇心を刺激してくれるでしょう。

歯固めは、商品によって使われている素材がさまざまです。ここからは代表的な素材を紹介します。なお、歯固めは赤ちゃんの口に入る商品です。アレルギーの原因になる可能性もゼロではありません。商品説明を十分に確認した上で購入しましょう。

お手入れのしやすさと安全性の高さを兼ね備えたものとしては、「シリコン製」や「天然ゴム製」が優秀です。お値段もお手頃価格のものが多いため、用意しやすいでしょう。

ちょっと変わった素材では「お米製」の歯固めもおすすめです。食品から作られた歯固めは、特に安心感があります。ただし水洗いできない商品も多いため、お手入れには注意が必要です。

お部屋に溶け込みやすいナチュラルデザインの歯固めを探している方は、「木製」の歯固めがぴったりでしょう。シリコン製や天然ゴム製に比べるとかたく感じられますが、歯の生えはじめからの使用がOKの商品が多い傾向です。木製の歯固めもまた、水洗いが不可であることが多いため、取り扱いには注意しましょう。

歯固めを使う際には、選び方以外にもさまざまな注意点があります。これらの注意点には、歯固めを使い始める前に目を通しておきましょう。お子さまの心身の健康を保ちながら、歯固めのメリットを十分に得られるようになります。

歯固めを使うことにはいくつもメリットがありますが、お子さまが興味を持たない場合は、無理に使わせることは避けましょう。

無理に使わせようとすると「歯固め＝嫌な思いをするもの」というイメージで覚えてしまい、歯固めそのものを嫌がるようになる可能性があります。生え始めのムズムズ感が強くなり、泣き出してしまったときなど、本当に必要なタイミングで使ってくれなくなるかもしれません。

お子さまから歯固めを無理に取り上げることは避けましょう。おしゃぶりと混同されて、「歯固めを長く使いすぎては悪影響があるんじゃないか」と心配される方もいますが、おしゃぶりと歯固めはまったくの別物です。歯固めは、お子さまが使いたがっているうちは使わせて問題ないといわれています。

ムズムズ感を解消したくて歯固めをかんでいるお子さまも多いため、歯が生え揃ってしばらくすると、歯固めを自然と手放すお子さまも少なくありません。

赤ちゃんは想像もしていないような行動を不意に起こすことがあります。安全性の高い歯固めを購入していたとしても、思わぬ使い方をして誤飲やけがを引き起こす恐れもあります。歯固めを使っているときは、目を離さないように気を付けましょう。

なお、これは歯固めだけに限りません。お子さまにおもちゃを与えているときや床で遊ばせているときなど、お子さまの手で触れられるものが近くにあるときは、必ず付き添いましょう。

歯固めは直接口に入れるものであるうえ、赤ちゃんは免疫力がまだ十分ではありません。歯固めを使ったあとは、洗ったり消毒したりして、常に清潔にしておきましょう。

なお歯固めのお手入れ方法は、商品によって異なります。誤ったお手入れではかえって不衛生になってしまうこともあるので、取扱説明書にはしっかりと目を通しましょう。

歯の生え始めは歯固めを使って気を紛らわすお子さまも多いように、お子さまにとってはムズムズと不思議な感覚が強い時期かもしれません。しかしそれは間違いなく、大きな成長の一歩です。

また歯がまだ生え揃っていないころの記念写真は、この時期だけの独特の愛らしさを残せます。お子さまの成長や、このときだけのかわいらしさを残したい方は、赤ちゃん撮影の実績が豊富なスタジオアリスをぜひご利用ください。

スタジオアリスでは、3カ月~5カ月のお子さまを対象に、毎月1日~7日を「百日赤ちゃんの日」として期間限定の撮影パックをご用意しています。「百日赤ちゃんスマイルパック」は、以下の内容をすべて含んで5,000円（税込5,500円）と、とてもお得です。

• ・参加料
• ・衣装代
• ・お着替え代
• ・撮影料
• ・デザインフォト（フレーム付き）

デザインフォトは2つのデザインがあります。ひとつは撮影した写真が1枚大きく印刷されたタイプで、もうひとつは百日赤ちゃん写真のほかにもう1枚の写真が印刷できるタイプです。

（参考：『百日赤ちゃんパック』)

スタジオアリスは赤ちゃん撮影に力を入れているフォトスタジオです。大切なお子さまをしっかりとお預かりできるように、スタッフ全員が赤ちゃんとのコミュニケーションや体調管理などに関する研修を受けております。

また消毒や洗濯を徹底しているほか、ヘアブラシやくしなどのアイテムは、お客さま一人ひとりに専用のものをご用意。衛生面および感染予防対策も徹底しています。

（参考：『スタジオアリスの安心安全への取り組み』)

スタジオアリスには、ディズニーやポケモンといった人気のキャラクターをイメージした衣装や、キャラクターと一緒に撮影できる「キャラクター撮影」のメニューがあります。豊富な衣装の中にはディズニープリンセスになりきれるドレスや、着ぐるみ衣装も。お子さまの愛らしい表情が輝く記念写真が出来上がるでしょう。

（参考：『ディズニーキャラクター撮影を楽しもう』)

いつから歯固めを使い始めるかは、お子さまの成長に合わせるのがベストです。しかし乳歯が生え始める前後は、多くの赤ちゃんがムズムズしてご機嫌斜めになりがちです。早めに準備しておくのもよいでしょう。

この時期特有のかわいらしさを記念写真として残しておきたいとお考えの方は、赤ちゃん撮影の技術に長けたフォトスタジオを選ぶことが大切です。スタジオアリスなら、高品質かつ笑顔いっぱいの記念写真を約束いたします。

＼WEB予約はこちら／スタジオアリスの
百日祝い（お食い初め）