産土神社でのお参りの仕方は?知っておきたい参拝の作法とマナー|こども写真館スタジオアリス|写真スタジオ・フォトスタジオ
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産土神社でのお参りの仕方は?知っておきたい参拝の作法とマナー
神社にはいくつか種類がありますが、その中のひとつである「産土神社」は、その土地で生まれた人を生涯守ってくれると古くから信じられています。産土神社は、その土地に住む人々を守ってくれる氏神神社とともに、赤ちゃんのお祝いであるお宮参りの参拝先としてもよく選ばれています。
産土神社や氏神神社だけでなく、神社やお寺にお参りするときは感謝の気持ちを持つことが大切ですが、「具体的にどのようにお参りすればいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、産土神社でのお参りの仕方について解説します。参拝する前にマナーや作法を知って、正しい方法でお参りできるとよいでしょう。
- 目次
- 産土神社とは?氏神神社との違い
- 産土神社での正しいお参りの仕方
- 産土神社でのお参りのポイント
- 産土神社へお参りにいく機会は?
- お宮参りは産土神社がベスト?選び方のポイント
- お宮参りのお祝いには記念写真撮影も欠かせない!
- まとめ
産土神社とは?氏神神社との違い
産土は「うぶすな」と読み、自分が生まれた土地を守ってくれている神様です。では、産土の神様がいらっしゃる産土神社とは、どのような神社なのでしょうか。
お参りの仕方を知る前に、まずは「産土神社とは?」という点を理解しておきましょう。産土神社と混同しやすい氏神神社との違いについても解説します。
産土(うぶすな)の神様がいる神社
産土様とは、産まれた土地を守護している神様のことです。その産土様をまつっている神社が産土神社であり、その人が産まれる前から守ってくれていると信じられています。一生を守護してくれる特別な神様なので、定期的に参拝したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
産土神社は日本各地に存在しますが、自分の産土神社は産まれた場所で決まります。必ずしも家から一番近い神社が自分の産土神社とは限りませんので、分からない場合は地域の方は親族などに聞いてみるのもよいでしょう。
氏神神社との違い
氏神神社とは、住んでいる地域の氏神様をまつる神社です。古くは、同じ氏姓を持つ一族がまつる縁の深い神様を氏神(うじがみ)と呼び、氏神を信仰し、祭事などに参加する人々を「氏子(うじこ)」と呼んでいました。
氏子は氏族の子孫を意味していましたが、現代では氏神様がまつられている地域に住む方々を氏子と呼んでいます。
地縁的な関係では「産土神・産子」、血縁的な関係では「氏神・氏子」という違いがありますが、次第に混同されるようになり現代においては産土神社と氏神神社の判別がつきにくくなっています。
産土神社での正しいお参りの仕方
産土神社だけでなく、神社やお寺は参拝するとすがすがしい気持ちになれる神聖な場所です。参拝するのであれば、正しい作法とマナーでお参りしたいと思う方がほとんどでしょう。
参拝の作法には必ずこうすべきという厳格な決まりはありませんが、ここでは、産土神社でのお参りの仕方を一般的な作法やマナーに沿って解説します。
鳥居をくぐる前に一拝する
神社には入口に鳥居があることが多く、鳥居は一般社会と神域との境界線ともいわれているため、くぐる前には一拝することがマナーです。
神聖な空間に入る前に神様にあいさつをすることで、敬意を表すことにもなりますので、鳥居をくぐる前に一拝することを忘れないようにしましょう。
参道は中央を避けて歩く
神社の参道は、神様の通り道とされています。そのため、神社参拝の際は参道の中央を避けて歩くようにしましょう。
参道を歩く際は、左右どちらかに寄って歩くことが敬意を表します。中央を横切る場合は、軽く一礼をするか、中央で神前に向き直って一礼すると失礼にあたらないでしょう。
手水舎で心身を清める
ご神前で参拝をする前には「手水舎」で手水(ちょうず)をし、心身をきよめます。手水舎には、ひしゃくが用意されていることが多く、以下はひしゃくを使用した手水の方法です。
- ・ハンカチを用意し、手水舎に軽く一礼をする
- ・右手でひしゃくの柄を持って水をすくい、左手を洗う
- ・ひしゃくを左手に持ち替え、右手を洗う
- ・再びひしゃくを右手に持ち替え、左手に水をためて口をすすぎ、もう一度左手を洗う
※ひしゃくに直接口をつけることのないよう注意しましょう - ・最後にひしゃくを静かに立て、残った水で柄を清めてひしゃくを元の位置に戻す
- ・ハンカチで手と口を拭いたら軽く一礼をする
なお、感染症対策によりひしゃくを使用しないケースもあります。
ご神前へ進みおさい銭を入れる
手水を済ませたら、ご神前へ進みます。ご神前に鈴がある場合はゆっくり鳴らし、感謝の気持ちを込めながらおさい銭を静かに入れましょう。
鈴を鳴らす際は、鈴に添えてたれている麻縄や、紅白・五色布を手に持って振り動かします。鈴の音色は参拝者を落ち着いた気持ちにさせてくれるだけでなく、神霊を呼び出す神聖な意味合いもあるそうです。
お参りの基本作法は「二拝二拍手一拝」
拝礼の仕方は「二拝二拍手一拝」が基本作法です。神社によっては、独自のお参り方法が存在する場合もあるため、境内にある案内板を確認することをおすすめします。
以下は、産土神社での拝礼の作法です。
- ・姿勢を正し、深いお辞儀を二回する(二拝)
- ・胸の高さで両手を合わせて右手を少し手前に引く
- ・両手を肩幅くらいに開いて、ゆっくり2度拍手を打つ(二拍手)
- ・右手を元に戻し、両手を合わせたら心を込めてお祈りをする
- ・手をおろしたら最後にもう一度深いお辞儀をする(一拝)
手を合わせてお祈りをして最後に一拝する
神様の前で深く二拝二拍手した後は心を込めてお祈りをしますが、その際はまず、参拝をさせていただいていることに対する感謝の気持ちを述べるようにしましょう。
ご神前で打つ拍手はかしわの葉っぱのように両手を揃えて打つため、一般的に「柏手(かしわで)を打つ」とも言われており、神様に真心を捧げ感謝して打つものです。
神様へお祈りをした後は一拝し、ご神前から下がる前にもう一度軽く一礼するようにしましょう。
神社を出た後も鳥居の前で一礼する
参拝を終えて境内を出る際も神様にあいさつをします。社殿の方に向き直って一礼するとよいでしょう。
「おじゃましました」という謙虚な気持ちでお辞儀をし、「参拝させていただきありがとうございました」と感謝の気持ちを心の中で告げましょう。
産土神社でのお参りのポイント
せっかく産土神社でお参りをするなら、参拝のポイントを押さえておきたいところです。産土神社以外の神社と参拝方法はどう違うのか、ご祈祷をする場合の注意点などについて理解しておくと、お参りにいく際に役立つでしょう。ここでは、産土神社でのお参りのポイントを3つ紹介します。
基本的な作法は他の神社と変わらない
産土神社という言葉になじみがない方は、「何か特別な作法があるのでは?」と思うかもしれません。しかし、産土神社だからといって他の神社とお参りの仕方は変わらないため、基本的な作法を理解していれば問題ないでしょう。
先ほど紹介した「二拝二拍手一拝」の作法を覚えておくことが基本ですが、大切なことは作法を間違わないことではありません。敬意と真心を込め、気持ちよくお参りをすることが大切です。
お子さまのお祝いの際はご祈祷をしよう
通常の参拝であれば、お賽銭を入れてご神前でお祈りをするだけで構いませんが、お子さまの節目や特別なご祈願の際は、ご祈祷を受けるのがおすすめです。
ご祈祷を受ける場合は、神社の事務所や授与所で初穂料を渡し、同時に申込用紙に必要事項を記入して申込みをしましょう。
受付が完了し、順番が来ると社殿に案内されてご祈祷の儀式が始まります。神社によってはご祈祷の予約を受け付けているところもありますので、確認しておきましょう。
ご祈祷する際の服装に注意しよう
通常の神社参拝ではあまり気にすることのない服装でも、ご祈祷では何を着たらよいのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご祈祷における服装の明確なルールはありませんが、神様に失礼のない清潔感のある服装を心掛けましょう。
ジャージやスウェットなどのカジュアルすぎる格好や、露出の多い短パンやミニスカートなどは避けたほうが無難です。男性はネクタイ着用のビジネスカジュアルを意識した服装、女性はスーツやワンピースがおすすめです。
産土神社へお参りにいく機会は?
初詣や観光などで有名な神社にいくことはあっても、産土神社にお参りにいく機会はなかなかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常的に参拝している方も見受けられますが、ここでは社日とお子さまの成長の節目でお参りにいくケースについて紹介します。お参りする機会や意味を知り、産土神社への理解を深めましょう。
年に2度ある「社日」の時期に
社日とは、産土神をまつる日のことです。春分と秋分に最も近い「戊(つちのえ)の日」に行う決まりがあるため、年に2度「春社」と「秋社」があります。
春社は稲作の始まりの時期なので五穀豊じょうの祈りをささげる日、秋社では収穫に感謝をする日として古くから大切にされてきました。
戊(つちのえ)は土を表しており、土地の神様を示しています。社日では、大地の恵に感謝するとともに、その土地の人々を生涯守っている産土神に真心を込めてお祈りをしましょう。
お宮参りなどお子さまの成長の節目
産土神社にいく機会として多いのが、赤ちゃんの誕生をお祝いするお宮参りです。お宮参りでは、生まれた土地を守護している産土神に、赤ちゃんが無事に生まれたことを報告します。また、赤ちゃんの健やかな成長と長寿をお祈りする行事でもあるのです。
お宮参りだけでなく七五三や成人式など、お子さまの成長の節目に産土神社へお参りにいくケースもあります。人生の大切な節目には産土神社に参拝し、感謝とご加護をお祈りするとよいでしょう。
お宮参りは産土神社がベスト?選び方のポイント
お宮参りを予定している方の中には、赤ちゃんの産土神社の場所が分からなくて困っている方や、遠くていくことが難しいという方もいらっしゃるでしょう。では、お宮参りは必ず産土神社でなければならないのでしょうか。
ここでは、お宮参りに適した神社を選び方のポイントと併せて解説します。
産土神社でなくても問題はない
昔は新生児の生存率が低く、赤ちゃんがみんな元気に成長できるとは限りませんでした。そのため、その土地に生まれた赤ちゃんを生涯にわたって守護する産土神に、無事誕生した感謝を伝え、今後の成長を祈っていました。
これらの風習が浸透し、お宮参りの伝統儀式として継承されてきましたが、現代のお宮参りは必ずしも産土神社でなければならない決まりはなく、どこの神社でも問題ありません。赤ちゃんやママの負担を考えて近い神社にするなど、選び方は自由です。
安産祈願した神社
お宮参りにはお子さまの誕生を報告するという意味もあることから、出産前に安産祈願をした神社もおすすめです。赤ちゃんが無事に生まれ、健康に育つことを願って参拝した神社なので、思い入れがあるというママパパも多いのではないでしょうか。
その他に、以下のような神社を選んでもよいでしょう。
- ・ママパパが生まれた場所にある神社
- ・ご先祖様が住んでいた場所にある神社
- ・毎年初詣に参拝している神社
アクセスがよい・お世話のしやすい神社
お宮参りは一般的に、生後約1カ月で行うものなので、外出時の赤ちゃんのお世話に慣れていないというママパパがほとんどでしょう。そのため、授乳室やおむつ替えコーナーなどがある設備の整った神社を選ぶと、より快適に参拝できます。
駅から近くアクセスがよい神社であれば、移動のしやすさから当日も疲れにくく、赤ちゃんを連れての参拝も安心です。車で参拝する場合は事前に駐車場の有無を確認し、時間に余裕を持っていきましょう。
お寺という選択肢も◎
お宮参りは神社で行うイメージが強いかもしれませんが、お寺にゆかりがある方はお寺でお宮参りをしてもよいでしょう。かつては神道と仏教を分けない「神仏習合」という考えがあったため、神社とお寺どちらを選んでも問題ありません。
ただし、お住まいの地域の風習やご家庭の事情によってしきたりは異なるので、お寺でお参りをしたい方は事前に確認・相談しておきましょう。お寺にいく場合はお宮参りではなく「初参り」と呼ぶのが一般的です。
お宮参りのお祝いには記念写真撮影も欠かせない!
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(参考:『お宮参り(ニューボーンフォト)』)
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(参考:『ベビコレ』)
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(参考:『スタジオアリスの赤ちゃん撮影』)
まとめ
産土神社は、その土地を守護する産土様がまつられている神社であり、お参りの仕方は一般的な基本作法と変わりません。
日ごろの感謝を伝えるために参拝したり、お子さまのお祝い時のご祈祷先に選んだりと、古くから人々に信仰されてきました。
特に、お子さまが無事に生まれたことを報告し、今後の成長を祈るお宮参りでは、産土神社を選ぶご家庭が多いでしょう。お宮参りの記念写真撮影は、ぜひスタジオアリスをご利用ください。ご予約はWEBからも受け付けております。
\WEB予約はこちら/スタジオアリスの
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